《三崎港町まつり》を知っていますか?海と魚の祭典へようこそ!

2017.09.12

「三崎港町まつり」は神奈川県三浦市の一大イベントです。日本有数のマグロ水揚げ量を誇る漁港が、皆さんの味覚と気持ちを満足させてくれることでしょう。お祭りと一緒に楽しめる三浦市の最寄り観光スポットも一緒にご紹介します!

「三崎港町まつり」は美味しい海の祭典

三崎港町まつりの様子(三浦市HP)

「三崎港町まつり」という三崎市を賑わわせるお祭りをご存知でしょうか。神奈川県三浦市で毎年十月下旬頃に開催されるお祭りです。

お祭りというと太鼓を打ち、笛を吹き鳴らすという印象があるかもしれません。確かに日本のお祭りはそういったタイプのお祭りがたくさんあります。しかし近年はそれこそ地域のマスコットキャラが大活躍するようなお祭りもありますし、バンドグループが熱い演奏を繰り広げるイベントがメインのお祭りもあります。

では、この三崎港町まつりがどんなお祭りかというと、それは「海」「魚」というキーワードがぴったりな、まさに三浦市を象徴しているようなお祭りなのです。なぜぴったりなのかを知っていただくために、まずは三浦市という自治体のことを少しお話ししましょう。

三浦市は神奈川県の三浦岬にある自治体です。三浦岬の中でも最南端に位置しており、周囲を東京湾・太平洋・相模湾に囲まれた漁業の盛んな自治体でもあります。自治体自体の標高が高く、しかも周囲は見渡す限りの海。海の幸には恵まれている自治体ですが、昔は水田の数が少なく、稲作にも適していなかったといいます。

お米の収穫量は少なくても、三浦市は豊穣の海に囲まれた自治体ですから、海を中心とした食文化が三浦市のみならず周辺の自治体に恩恵を与えていました。現在は全国に三浦市の海産物が運ばれ、特に三浦市の三崎漁港は関東の遠洋漁業の中心として名を馳せています。

三浦漁港は日本有数のマグロの水揚げ港です。その規模は、「関東でマグロといえば三崎港」と真っ先に名前が挙がるくらいなのです。

お祭りの名前が「三崎港町まつり」で、三崎港といえばマグロ。キーワードが「海」「魚」ですから、お祭りの中身を予想できてしまった方もいるのではないでしょうか。

まつりの目玉はマグロ料理と特産品の物販!

三崎港町まつりとは、三浦市三崎水産物地方卸売市場で三浦市の名産品であるマグロを中心に料理や特産品を提供する海のお祭りです。

海のそばで開催されるこのお祭りでは、マグロのソースかつ丼やマグロラーメン、マグロの漬け丼、マグロのちまき等々、マグロ尽くしを堪能することができるのです。その他、イベントや名産品の物販などが開催されます。漁港で水揚げされたマグロも販売されます。スーパーなどにはほとんど並ばない部位や加工品もお祭りでは並ぶのだとか。

三崎港町祭り マグロ即売会(三浦商工会議所HP)

三崎港町まつりは、地元住民から観光客まで、たくさんの人が足を運ぶ一大イベントとして地域活性に一役買っています。マグロといえばお刺身やお寿司の筆頭。人気メニューでもありますから、マグロ料理が堪能できるなら是非とも行ってみたい、なんて思いませんか?

しかもこの三崎港町まつりは、ただマグロを堪能するだけのお祭りではありません。このお祭りの開催日をターゲットにして三浦市を観光することで、お祭り会場の周囲にあるスポットまで楽しめてしまうのです。

一つの行事を足掛かりに周囲を気楽に見て回る。これって観光の醍醐味ではないでしょうか。お祭りの周囲にはアクセス抜群な観光スポットもありますので、観光してからマグロを食べにお祭りへ足を運んでもいいですし、マグロをたっぷり食べてから周辺観光に繰り出すのも素敵です。マグロという美味から観光プランが広がるなんて、素晴らしいことではないでしょうか。

まつりと一緒に観光したい!最寄りスポット

城ヶ島の海岸沿岸

三崎港町まつりと一緒に楽しめる、お祭りの会場から近い観光スポットを三カ所ご紹介します。

まずは「城ケ島公園」、ここを忘れることはできません。お祭りの会場から近く、整備された緑と雄大な海が目を惹く絶景スポットです。マグロを食べた後に散策するには絶好の場所です。海産物を楽しむなら海の情景も楽しんでおきたいところです。緑はきちんと整備され、展望台からはたくさんの海鳥が悠々と羽ばたく姿も見られます。家族でバードウォッチングをするにも最適な公園です。

二カ所目は「水中観光船・にじいろさかな号」。場所ではありませんが、会場のすぐ近くから出ている船が二つ目の観光スポットになります。

この船は半潜水式です。船内にはガラス窓があり、海中を泳ぐ魚群を観察することができるのです。せっかく海と魚を堪能してお祭りを訪れるのですから、海中からも海や魚を観察して堪能してみてはいかがでしょう。

にじいろさかな号へのリンク

にじいろさかな号

三崎の海を海中散歩。
自然味あふれる神秘的な海中の世界を、「にじいろさかな号」で体感できます。

 

三カ所目は「三崎昭和館」です。民家を改装した館内には昭和時代の資料や、三浦市に伝わるチャッキラコの資料が収められています。

チャッキラコ 奉納の様子(三浦市HP)

チャッキラコとは、ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財に指定されている三浦市に伝わる伝統芸能のことです。美味しいお祭りを堪能すると同時に、歴史を堪能してみてはいかがでしょう。

 
三崎港町まつりは神奈川県を代表する「海」と「魚」の祭典です。
 
マグロの中でも希少な部位やお高い部位も港ならではの価格で販売され、しかも心ゆくまでマグロ料理を堪能することができるという、魚好きには夢のようなお祭りです。これは日本有数のマグロ水揚げ量を誇る港だからできることではないでしょうか。そして、昔から豊かな海産物に恵まれた自治体だからこそできることですね。

三崎港町まつりの会場周辺には観光スポットもあります。お祭りとダブルで楽しみ、お腹も心もがつんと楽しんでしまうのはいかがでしょう。

 

※掲載内容につきましては、弊社独自の取材に基づき作成しています。

神奈川県三浦市ふるさと納税

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