佐賀県小城市は、豊かな緑と清流に恵まれたまち。
壮大な佐賀平野を有することから、農業が盛んに行われているのが大きな特徴です。
鎌倉時代には肥前千葉氏、江戸時代には小城鍋島家などの城下町として栄えたことから、九州の小京都とも呼ばれています。
ふるさと納税の返礼品では、自然の恩恵を受けた特産品が大人気!
早速、佐賀県小城市の詳細に迫ってみましょう。
伝統を感じる小城市の棚田
小城市
小城市は、九州・佐賀県のほぼ中央に位置しています。
佐賀県の県庁所在地である佐賀市に隣接しており、面積95.81㎡の市に約45,000人の住民が暮らすゆったりしたまちです。
市の北側には、標高1046.2mを誇る「天山」や845.3mの「彦岳」がそびえており、南側には日本最大の干潟を有する「有明海」が広がります。
山と海に囲まれた中央部には肥沃な佐賀平野が開けていて、天山などを源とする水の恵みによって、さまざまな農産物が栽培されています。
江里山の棚田
佐賀平野は、日本有数のお米の産地として知られていますね。
天山山系の中腹、標高250mに位置する江里山には、約600枚の棚田が広がります。
昔から続く伝統的な美しい景観が広がっていることから、江里山の棚田は農林水産省が認定する「日本の棚田百選」や「全国農村景観百選」に選ばれました。
また、一帯にはサワガニやホタル、カジカの生息も確認され、水辺の環境が良好に維持されていることから、環境省による「重要里地里山」にも選定されています。
恵里山の棚田
江里山の棚田
普段はのどかな風景が広がる恵里山の棚田も、9月中旬から下旬にかけては、たくさんの写真家や観光客でにぎわいます。
この時期に棚田を彩るのが、真っ赤な彼岸花。
稲穂と彼岸花が織りなす色彩のコントラストを楽しめますよ◎
清水の滝
新緑の清水の滝
天山山系のある一帯は、天山県立自然公園に指定されています。
その自然公園の名所となっているのが清水の滝。
日本名水百選(環境省認定)の一つで、清水川の上流部にある観光スポットです。
別名「珠簾の滝」とも呼ばれていて、幅13mの清流が75mの高さから垂直に流れ落ちる姿を鑑賞できます。
高さ75mといえば、ビルの約20階くらいに相当しますね!
清水観音宝寺院
滝にうたれて身を清める「滝みそぎ」の場としても知られていて、その歴史は天明7年(1787年)にまで遡ります。
肥前国の6代藩主鍋島宗教が大病を患ったとき、藩士である倉永清雄は回復を祈って滝にうたれたのだそうです。
その後、凍死してしまった倉永清雄をたたえ、滝のそばには碑が建立されました。
この頃から滝みそぎの場として広がり、滝つぼの降り口にある「清水観音宝寺院」は滝修行の霊場になっています。
やっぱり鯉が人気!?小城市の返礼品は?
鯉の味噌汁(鯉こく)(小城市ふるさと納税)
清水の滝までの登り口には、8つの鯉料理店が軒を連ねています。
実は、小城市の名物のひとつが鯉料理。
清水川の清流で丁寧に育てられた鯉は、川魚独特の臭みがなく、身が引き締まっているのが特徴です。
鯉は、中国で最も古い薬物書である「神農本草経」にも効能が記載されていて、肝臓病や胃潰瘍などにも効果が期待できるといわれています。
鯉料理店では、鯉のあらい(お刺身)や鯉こく(お味噌汁)だけでなく、鯉のあんかけや白子など珍しいお料理を扱っているお店もあります。
チャンスがあれば、小城市で鯉ざんまいを楽しみたいものですね!
鯉の味噌汁(鯉こく)(小城市ふるさと納税)
残念ながら今のところ、ふるさと納税の返礼品として、鯉のあらいは扱いがありません。
ただし鯉こくなら、ふるさと納税の返礼品でゲットできます。
日本初となるフリーズドライの鯉こくで、お湯をかけるだけで本場の味をご家庭で堪能できます。
二日酔いで辛い朝にいただいたら、肝臓や胃が元気になるかもしれません!
来い恋!鯉コラーゲンクリーム
鯉コラーゲンクリーム(小城市ふるさと納税)
あるとき鯉料理店の女将さんが、鯉料理人の手がツルツルなのを不思議に思ったのだそうです。
実は鯉にはコラーゲンがたくさん含まれており、平安時代の女流歌人であり絶世の美人だと伝承されている小野小町も美容食としていました。
そこで開発されたのが、鯉から抽出したコラーゲンをギュッと詰め込んだ化粧品。
ひとつのクリームで、なんと「化粧水+乳液+美容液+クリーム+化粧下地」の5役をこなしてくれます。
なにかと忙しい朝にも大助かりですね!
森山牧場産 黒毛和牛 ボリュームの肉厚ステーキ (250g×2)
森山牧場産 黒毛和牛(小城市ふるさと納税)
ふるさと納税の返礼品として人気が高いのが、国産ブランド牛。
佐賀県といえば、佐賀牛が有名ですね。
小城市でも佐賀牛の返礼品を取り扱っていますが、小城市ならではの返礼品が、肉の森山が手がける佐賀和牛。
肉の森山は小城市で焼き肉レストランや販売店を展開しており、提供する牛は自社牧場で丁寧に育てています。
壮大な牧場では約800頭の牛がのびのびと育てられていて、全国霜降りチャンピオン牛を輩出するなど、品質は折り紙つき!
肉の森山の肉厚ステーキは、脂身が少なく柔らかな肉質が特徴です。
ボリューム満点なので、食べごたえもバツグンです!
柑橘類
小城市は、果物の名産地としても知られています。
なかでも有名なのが、みかんなどの柑橘類。
春に旬を迎えるデコポンは、甘くてシャキッとした食感が特徴で、小城市の返礼品として人気を呼んでいます。
小城市では、年間を通して期間限定の果物の返礼品を提供しています。
早々に品切れとなってしまう場合も多いので、時期を逃さないように、こまめにチェックするのがおすすめです。
小城羊羹
小城羊羹5本(小城市ふるさと納税)
鯉と並んで、小城市の名物として知られているのが小城羊羹。
小城市には全国的にも珍しく、20数軒もの羊羹屋さんが点在しているまちなんです。
小城市で羊羹が銘菓となった歴史は、江戸時代までさかのぼります。
当時鎖国体制だった日本では、長崎の出島を通して異国の文化や貿易品などが伝わりました。
そのなかのひとつが、当時大変貴重だったお砂糖です。
出島を通じて国内に入った貿易品は、長崎から福岡をつなぐ長崎街道を通って全国に運ばれました。
長崎街道沿いにある佐賀県では、貴重品であるお砂糖が比較的手に入りやすい環境にありました。
また小城市に隣接している佐賀市富士町が小豆の名産地であり、清水川のきれいな水、城下町としてお茶請け文化があったことも相まって、小城市で羊羹づくりが盛んになったのだと考えられています。
小城羊羹は、昔ながらの伝統的な製法を受け継いでいます。
外側がお砂糖でシャリっとしていて、内側はしっとりとしているのが特徴です。
歴史に裏打ちされた上品な味わいと食感は、贈答品としてもおすすめです。
この機会に、歴史ある小城羊羹を一度堪能してみてはいかがでしょうか?
佐賀県小城市の寄付金の使い道は?
新緑の天山と麦畑
小城市へのふるさと納税では、次の3つから使い道を選ぶことができます。
1.子ども・子育て・教育のまちづくり
2.健康・福祉のまちづくり
3.市長おまかせコース
1「子ども・子育て・教育のまちづくり」では、子どもたちの医療費助成や図書館などの運営に寄付金が使われています。
2「健康・福祉のまちづくり」では、がん検診の補助など、市民の健康と幸せな暮らしを叶えるために寄付金が使われます。
3「市長おまかせコース」では、桜の名所として有名な小城公園の整備などに利用されました。
私たちが毎日当たり前のように食している農産物も、どこかで誰かが丁寧に生産・栽培しています。
肥沃な佐賀平野を有し、自然の恵みあふれる農産物を全国に提供し続けている、佐賀県小城市。
私たちのふるさと納税で、農産物の宝庫として、美味しい食べ物を提供し続けてくれたら有難いですね!
まとめ
佐賀県小城市は城下町として栄え、九州の小京都とも称されています。
清らかな水と肥沃な佐賀平野に恵まれていることから、農産物の名産地として知られています。
ふるさと納税でも、小城市ならではの美味しい食べ物が大人気!
小城市にふるさと納税して、特産品をゲットしながら、まちの発展に貢献してみませんか?
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