醤油の香りで世界を魅了する湯浅町の魅力

2018.01.31

海外からも高く評価されている和食に欠かせない調味料と言えば、醤油。そんな醤油の発祥地は和歌山県にある湯浅町です。歴史ある町並みの中に足を踏み入れば、醤油のいい香りが漂ってきます。湯浅町の魅力、人気返礼品、そして寄付金の使い道まで見ていきましょう。

日本人が好きな香り漂う湯浅町の魅力

大仙堀の町並み

和歌山県に位置する湯浅町。湯浅町にひとたび足を踏み入れると、日本人に馴染みのある香ばしい匂いがしてきます。香りの正体は醤油。湯浅町は醤油発祥の地なのです。古来から大切に受け継がれてきた歴史ある町並みは、現代のものとは思えません。まるでタイムスリップしたかのような気分になります。

湯浅町の魅力は醤油だけではありません。湯浅湾ではあじ・さば・シラスなどの新鮮な海の幸がたくさん獲れ、町内にある山では和歌山県の名産品である柑橘類が育ちます。湯浅は、昔ながらの風情ある町並みと美味しい海産物・農産物に恵まれた町なのです。

湯浅町に訪れたら行くべき観光スポットはたくさんあります。今回は厳選して3つの観光スポットをご紹介しましょう。湯浅町観光は徒歩で行うのもいいですが、自転車で散策するのもおすすめです。JR湯浅駅を出てすぐ右に、湯浅駅前多目的広場があります。そこで自転車を無料でレンタルできます。自転車でのんびりと観光スポット巡りするのもいいですね。

まず紹介する観光スポットは醤油工場見学です。町内には数多くの醤油の蔵があり、蔵見学を行っているところもいくつかあります。特に人気なのが、湯浅醤油有限会社の蔵見学です。

私たち日本人と醤油は馴染み深いですが、いったいどのように製造されているのかご存知ですか?醤油の原材料は大豆・塩・小麦です。この3つの原材料を約2年間じっくりと熟成させるところから醤油作りは始まります。その後、丁寧に混ぜ合わせ、絞って醤油が完成するのです。

醤油製造について詳しく知りたい方は、ぜひ蔵見学を行ってください。4mを超える高さの樽(たる)やもろみの入った杉桶に圧倒されるはずです。湯浅醤油有限会社では、醤油の味見をしながらショッピングすることもできれば、醤油ソフトクリームを食べることもできます。醤油とソフトクリームの組み合わせがどんな味になるのか想像もつかないと思いますが、さっぱりとしていておいしいですよ。

熊野古道

次に紹介する観光スポットは熊野古道(くまのこどう)です。熊野古道とは、熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)・熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)・熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)に参詣するための道で、世界遺産にも登録されています。湯浅は王子社に参拝する人が休む宿場街として栄えました。

王子社とは、修行中の行者を守護する神仏が祀られている神社のことで、最盛期には100近い王子社があったと言われています。

湯浅で熊野古道を楽しむおすすめのコースはJR紀伊宮原(きいみやはら)駅からスタートして、ゴールをJR湯浅駅とするものです。以下がコースの詳細です。

1.JR紀伊宮原駅スタート
2.得生寺
3.糸我王子
4.糸我峠
5.逆川王子
6.弘法井戸・方津戸峠
7.北栄橋
8.道町の立石道標
9.JR湯浅駅ゴール

熊野古道は普通に歩いていても、風景がいいので、気持ちよくウォーキングすることができます。このコースでの見どころは糸我峠と弘法井戸です。糸我峠からは湯浅湾を見ることができるのですが、その光景は言葉になりません。

弘法大師

糸我峠を超えると現れるのが弘法井戸です。弘法井戸は、弘法大師こと空海が発見したとと伝わる伝説の井戸です。弘法大師が杖を突いたことで水が湧き出たという伝説が残っています。弘法大師は全国を行脚(あんぎゃ)したので、弘法井戸は全国各地にあります。昔の旅人たちは弘法大師が湧かした水を飲んで、乾いたのどを潤したのかもしれません。
 

人気返礼品はうますぎる醤油

醤油ができるまでの行程(湯浅町役場HP)

湯浅町に一定金額の寄付をすることで、返礼品を受け取ることができます。人気返礼品はその町の特産品となることが多いです。湯浅町の場合は、絶対に醤油ですよね!

醤油発祥の町として知られる湯浅町には、江戸時代や明治時代から続く老舗の醤油店が数多くあります。ふるさと納税では、老舗店の醤油を返礼品として受け取ることができるのです。「醤油の違いなんてわからない」と考える方も多いでしょうが、そういう方こそ湯浅町の醤油を楽しんでみてください。香りの奥深さとうまみが全然違います。日本人には醤油が欠かせないからこそ、違いが際立つのです。どんな料理もワンランク上の味に変わるでしょう。

 

生しらす(湯浅町役場HP)

次に紹介したいのが湯浅湾で採れる海産物、特にしらすです。湯浅町はしらすの水揚げ量が非常に多く、しらすの本場として知られています。返礼品のしらすは、その日水揚げされたものを新鮮なうちに、100年以上の伝統を持つ技術で炊き上げるのです。しらすのほかにも、干物セットやうなぎなども用意されています。

 

忘れてはいけない人気返礼品はみかんです。和歌山県と言えばみかん!温暖な気候と適度な潮風を受けて育った和歌山みかんは糖度が高いです。甘みはもちろん、コクまで感じることができる和歌山みかんは、死ぬまでに一度は食べておくべきです。

 

寄付金は4つの事業に活用される

重要伝統的建造物群保存地区(湯浅町役場HP)

湯浅町はふるさと納税で得た寄付金を以下4つの事業に役立てています。

・歴史的文化財の保全と活用
・安心安全の町作り
・特色ある産業を活かした町作り
・その他

湯浅町が誇る醤油蔵や古い町並みは伝統的建造物群保存地区に指定されています。つまり、湯浅町の歴史ある町並みを未来に残すのは、現代に生きる私たちの義務ということです。寄付金の使い道は申し込みの際に指定することができるので、あなたが納得できる寄付をするようにしましょう。

醤油の発祥地として知られる和歌山県湯浅町は、歴史ある町並みと豊かな自然が作り出す恵みが魅力的な町です。国内だけではなく、海外からも観光客を集める湯浅町ですが、まだまだ発展の余地はあります。湯浅町のファンになったら、寄付だけではなく実際に現地も訪れてみてください。

和歌山県湯浅町 ふるさと納税

和歌山県湯浅町へのふるさと納税は市のHPよりお申込頂けます。

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