運気を上げて冬に備える食べ物とは?冬至の七草特集!

2017.11.30

毎年12月22~23日ごろに迎える冬至。多少の地域差はあるものの、「冬至には柚子湯に入る」「かぼちゃを食べる」という風習を耳にしたことがある方も多いでしょう。
日本には古来より残されている風習が数多くありますが、その中には先人の知恵や経験に基づいた理由があることをご存知ですか?今回は冬至に関わる食べ物の中から、「冬至の七草」について詳しくご紹介したいと思います。
 

冬至の七草ってどんなもの?

節句を重んじていた昔の人々は、節日(せちにち)とも呼ばれる季節の節目に、厄除けをしたり願のかかった食べ物を食べたりして家内の無病息災を祈りました。皆さんご存知の「桃の節句」や「端午の節句」などがこれにあたります。
  

医療の発達していない時代において、薬はとても貴重なものとされていました。高価な薬を安易に使うことができないため、栄養価の高い食べ物、滋養のある食べ物を食べて病気を防ぐという考え方が一般的だったようです。そしてその考え方に基づいて慣例化していったのが、節句の行事です。
寿命が長く病気にも強いとされている柚子の木、日持ちがよく栄養価の高いかぼちゃ。昔の人々は冬至という節目の日にこれらにあやかることで、「家族が長く健康でいられるように」と願ったのでしょう。

■一陽来復を意味する冬至の七草

寒い冬を無事に越すために行った風習として「冬至の七草」があります。これは七草の節句である「春の七草」と同様に無病息災を「食べて願う」慣わしのことで、以下の7種類を指します。
  

・南瓜(なんきん)
・蓮根(れんこん)
・人参(にんじん)
・銀杏(ぎんなん)
・金柑(きんかん)
・寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)
  

それぞれの名前を見てお気づきになった方も多いと思いますが、「冬至の七草」は「ん」にちなんだ食べ物で構成されています。「ん」は「運」に通じるため、運気を上げる縁起の良い言葉として定着していたようです。
また「ん」はいろはの最後の言葉であることから、「終わりは次のはじまり」という希望の意味を含みます。「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉のように、寒い冬を越せば暖かい春がくることから転じて、悪いことが続いたあとには幸福へと向かうことが示唆されているのです。
 

ホクホクで甘い「くり将軍」<なんきん>

冬至の七草の1つ「かぼちゃ」におすすめなのが岐阜県富加町の「くり将軍」です。その名の通り「くりのような甘さ」が特徴的なかぼちゃで、そのホクホクとした甘みはお子様にも大人気。
とても肉厚なので食べ応えも十分です。冬至の定番、かぼちゃの煮物を作ってみませんか?
  

岐阜県富加町産かぼちゃ(富加町ふるさと納税)

・富加町

富加町は、岐阜県の中南部にある町です。自然豊かな富加町は、歴史の古い町でもあります。町内には歴史的文化財も数多く残されていますので、散策しながら歴史探訪を楽しむことができます。
野菜やお米を中心とした農業が盛んで、中でも古代米を使用したお饅頭や日本酒はお土産品として人気があります。

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泥付こだわりレンコン<れんこん>

冬至の七草の1つ「れんこん」におすすめなのが、佐賀県上峰町(かみみねちょう)のレンコンです。土作りからこだわった独自栽培のレンコンは、強い甘みと食感が特徴的な一品です。
有明海と天山の恵みを受けたレンコンは、味はもちろん長さ・太さも一級品。煮物に、揚げ物に、炒め物にと、どんな料理にもピッタリマッチして美味しくいただけます。

・上峰町

上峰町は、佐賀県の東部にある町です。標高差が50メートルある地形で、深性花崗岩地帯、洪積層、沖積層の肥沃な土壌に恵まれた土地です。特産品としてはアスパラガスやたまねぎなどの野菜、ぶどうやみかんなどのフルーツがあります。
町の北部にある鎮西山は四季折々の花々を楽しめるスポットとして親しまれており、とくに春の桜のシーズンには多くの花見客で賑わいます。

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特産の人参で造る、人参焼酎<にんじん>

冬至の七草の1つ「にんじん」におすすめなのが、岐阜県各務原市の人参焼酎です。「七草にお酒?」と思われるかもしれませんが、料理と一緒に楽しめて体もポカポカ温まりますので、冬にはピッタリだと思います。
息吹農法で栽培された人参と長良川伏流水で造られたこの人参焼酎は、ほかでは味わえない珍しい焼酎です。120年以上の歴史を持つ蔵元が作り上げた逸品を、是非堪能してみてください。

人参焼酎かかみ野(酒蔵長良川HP)

・各務原市

各務原市は岐阜県の南部に位置している町です。中山道の宿場町として栄えた歴史を持ち、中心地は岐阜県のベッドタウンとして開発されています。
緑地を推進する「パークシティ(公園都市)」政策として、緑豊かな住みやすいまちづくりに力を入れているそうです。また山地・台地・河川とさまざまな自然の恩恵を受けていることから、人参や鮎などの特産品が知られています。

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淡路島の糸寒天<かんてん>

冬至の七草の1つ「かんてん」におすすめなのが、兵庫県南あわじ市の糸寒天です。無添加・無漂白の糸寒天は、手間隙かけて作られた高品質な一品です。
スープに、サラダに、炒め物にと大活躍な食材ですが、カロリーゼロで食物繊維が多いことから、ヘルシーなダイエット料理にも最適です。

・南あわじ市

南あわじ市は、兵庫県の南端にある町です。播磨灘、鳴門海峡、紀伊水道に面している土地柄、水の恵み豊かな土地です。
お米やたまねぎの栽培、酪農などが盛んで、とくに淡路島牛乳は全国的にも人気の高い商品として知られています。またイカナゴやちりめんじゃこ、寒天などの海産物も特産物として知名度の高い商品です。

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馬肉で味わう吉田うどん<うんどん>

冬至の七草の1つ「うんどん」におすすめなのが、山梨県富士吉田市の吉田うどんです。醤油・味噌をブレンドした独特のつゆが特徴的なこのうどんは、富士吉田市のご当地グルメとして全国的にも有名になりました。
富士吉田市では古くから馬肉を食べる文化があったことから、甘辛く煮付けた馬肉がトッピングされています。ほかでは味わうことができない特徴的なうどんとなっていますので、機会があれば是非食してみてください。

吉田うどん

・富士吉田市

富士吉田市は、山梨県の東南部にある町です。富士山の北側に位置していることから、「富士山の見える町」としても知られています。また700~900メートルの高標高地にあるため、非常に寒冷な気候です。
織物の産地として栄えてきた歴史があり、「甲斐絹」の伝統を残した甲州織はお土産品として人気の高い商品です。

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冬至の七草について、ご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。日本には大昔から残る風習が数多くありますが、その内容やルーツを知ることでより一層身近なものに感じることができるのではないでしょうか。今年の冬至は是非「冬至の七草」を食してみてくださいね。

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