2017年のふるさと納税はまだ終わっていません!確定申告のおさらい

2018.02.06

ふるさと納税の返礼品を受け取って満足していませんか。
「返礼品が美味しかった」で完結していませんか。
ふるさと納税は「確定申告を終わらせるまでがふるさと納税」です。
2017年のふるさと納税に関係のある手続きをおさらいしましょう。
 

確定申告の終了までがふるさと納税です!

2018年となりました。
  

ふるさと納税は基本的に12月31日で一区切り。
「年が開けたら新たな返礼品を申し込むことができるぜ」
なんて、各自治体が並べているお米やお肉のことばかりで頭がいっぱいになっていませんか(゜-゜)?
  

気持ちはよくわかります。
ウニにアワビに和牛肉。そして米に魚、伊勢海老、高級果実。
ふるさと納税の返礼品はそのへんのカタログギフトよりかなり魅力的です。
お店に並んでいるところに手を伸ばしても、値段を見てそっと手を引っ込めてしまうような食材が豊富にあります。
「うちの肉事情はふるさと納税次第だから!」というお宅もあるらしく、「あー、わかるわ。霜降り肉なんてスーパーでは買えないものなあ」と思わず頷いてしまう次第(*ω)
  

ふるさと納税は
「自分の好きな市町村に寄付することにより、寄付額のうちの2,000円を超える部分に対して所得税と住民税を控除してもらえる制度」
です。
 
もともとあった寄付金控除という制度の中の一つがふるさと納税で、所得額に応じて税金がお得になるということで一躍有名になりました。
「自分の所得でどれくらいの寄付が適切で、どれだけお得になるの?」
という試算は総務省のサイトでさくっと簡単に確認することができます。
  

控除と一緒に各地の名物を返礼品として受け取ることができるため、「これは美味い制度だ」と輪をかけて人気が出ました。
今やテレビやネット、雑誌で特集が組まれるほどです。何度か制度を利用した方は、すっかりお得に使っていることでしょう。
しかし「あー、肉美味しかった(*´ω`)」で完結しては駄目です。
がっつり返礼品を受け取った後は、面倒でももう一手間頑張りましょう。
  

2018年となりました。大事なことなので二度言いました(`・ω・´)キリッ
  

年が開ければやってくる~♪「確定申告」の準備は大丈夫ですか?
  

「確定申告を終えるまでがふるさと納税」ですよ、皆さん!
制度利用者の間では「面倒な一手間」としてすっかりお馴染みになっている確定申告のおさらいをしておきましょう。
 

ふるさと納税の確定申告は年末調整にあらず!

おやつにバナナは含まれず、遠足は帰宅するまでが遠足です。
ふるさと納税では、確定申告が終わるまでが前年のふるさと納税です。
忘れたら意味がありません。
なぜなら、
確定申告を済ませてはじめて税金の控除を受けることができるから
です。
  

税務署は一人一人の年間収支を全て把握しているわけではありません。
税金をおまけしてもらえる場合(主に控除などを活用する場合)は基本的に「税金をおまけして~(人>д<*)」と税務署に自分から届出をしなければいけないのです。
スーパーのクーポン券と同じです。自ら提示しなければ受けられない割引みたいなものです。
  

税金は国や地方自治体の大切な収入源。
おまけしてもらうためには領収書や証明書をきっちり用意して、確定申告というかたちで税務署に報告しなければいけません。
遠足後のレポートみたいなものでしょうか。
レポートと違うのは、提出しなくても先生に怒られないところです。
職員室に呼び出されない代わりに「あんたは税金のおまけナシ!」と言われてしまうのが確定申告の辛いところです。
  

なお、
( ・ω・)「ふるさと納税後に確定申告をしてください」
と言うと
(・Å・*)「年末に会社でやりました」
と答える方が少なくありません。
会社で行うのは「年末調整」です。確定申告ではありません。
平安京と平城京くらいの違いがあります。間違えないように\(゜ロ\)(/ロ゜)/
  

ちなみに、テストには出ません。出ないけれど大切なことです。

 

確定申告の方法を30秒でおさらい

確定申告は税務署への報告です。
同時に「ほら、ふるさと納税をしたんだから税金をおまけしてよ」という、控除を使いたい宣言のようなものでもあります。
  

この報告にして宣言でもある確定申告は、決められた期間に行う必要があります。
期間は、2017年分のふるさと納税に関しては、2018年2月16日~3月15日です。
「忘れないように( ..)φメモメモメモ」しておくといいのではないでしょうか。
ただ、確定申告の時期になると、市役所や税務署あたりに「確定申告は期間内にお忘れなく」的なポスターが、それはもう目立つところに貼られます。
嫌でも目に入ります。
ごりごりとプレッシャーと胃痛を与えてきます。
買い物や通勤でよく税務署や市役所の前を通る方は「嫌でも忘れられない」のではないでしょうか。
  

確定申告自体はさほど難しくありません。
所定の用紙に必要事項を記載し、必要な添付書類と一緒に提出するだけです。
その際に自治体から送られてくる「寄付を証明する書類(受領書)」が必要になるので、準備しておきましょう。
他、所得や別の控除や制度の利用などに応じて領収書や各種の証明書の提出を求められることがあります。
わからないことがあれば、確定申告で込み合う前に税務署に確認しておく方がいいですよ。
  

ちなみに、確定申告シーズンは税務署が非常に込み合います。これもテストには出ませんが、大切な知識ですo(・ω・´o)
 

手続き忘れで「ワンストップしない特例」に

ふるさと納税をした全ての方が確定申告をしなければならないというわけではありません。
ワンストップ特例」を利用した方は、もれなく自治体の方で「うちに寄付してくれました」と税金関係の報告をしてくれます。
「面倒くさいところをやってくれてありがとうございます(o゚∀゚)ノ」という制度です。
  

ただし、ワンストップ特例を使うためには一定の条件があります。
 
「自営業は使えない」
「ふるさと納税をした市町村の数によっては使えない」

 
などの条件です。
ざっと確認してワンストップ特例を使える場合は、自治体側にあらかじめ「ワンストップ特例を使います」とお願いして、必要書類を提出する必要があります。
便利な特例なので、手間を省くためにも、使えるなら使ってしまいましょう。
  
 
ワンストップ特例の申し込みは、自治体によって「この時期まで提出して欲しい」などの注意書きがあったり、申請書の書式などが異なっていたりします。
 
わからないことがあったら、寄付先の市町村に問い合わせの上で( ..)φメモメモして、うっかりミスの末にワンストップしない特例にならないように注意が必要です。
  

確定申告は忘れずにやろう!

2017年のふるさと納税、返礼品を食べて「美味かった」「また食べたい」で終わっていませんか。
「今年はどこの自治体からどんな返礼品を受け取ろうかな♪」と既に気持ちが2018年度のお肉や魚に飛んでいませんか。
「遠足は家に帰るまでが遠足です」と小学校の先生は言っています。
ふるさと納税も「確定申告を終わらせるまでがふるさと納税」です。
  

コタツでぐだぐだしている間に、あっという間に確定申告の期間はやってきます。
後で焦らないように、書類の準備と基礎知識のおさらいをお忘れなく ミ☆ヘ(`・ω・)ノ
 

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