1年の始まりである元旦。鏡餅や門松、しめ飾りなどの正月飾りは、日本らしさを演出してくれます。正月飾りは地域によって、多彩な種類があることをご存知ですか。また、伝統的なものだけではなく、最近のライフスタイルに合わせ、便利に、そしてお洒落に進化しているんです。玄関やリビングに置くだけで、お正月の特別感が増すこと間違いなし!ふるさと納税で正月飾りを手に入れて、来年の元旦を、いつもとは違うあらたまった気持ちで迎えてみませんか。
小判のなる木?赤い実の縁起物
センリョウ
つやつやとした緑の葉に、光るように輝く鮮烈な赤い実。多くのご家庭でお正月によく見かける生花がありますね。「千両(せんりょう)」と呼ばれる飾り花です。そのまま花瓶に生けたり、しめ縄に使われたりしています。
昔から、千両箱の名に通じる縁起のいい名前であり、赤い実は富と繁栄を表し、幸せを招くものとして知られているんです。小判が実る木のイメージでしょうか。なんとも縁起のいい名前ですよね。
茨城県神栖(かみす)市では、千両と、邪気を払う松をセットにした花木を返礼品として取り扱っています。セットには、同市特産のユーカリと菊も同封されているお得なもので、12月下旬発送の時期と数量限定品となっています。
茨城県神栖市
神栖市は、千両を大正時代から生産している一大産地なのです。市の花にも指定されているんですよ。苗木から約3年、手間をかけて栽培しています。11月中旬から収穫し、1本1本、余分な枝葉を除いて選別。12月には全国への出荷が最盛期を迎えるのです。
同じく日本随一の生産量を誇る松は、希望や長寿を意味し、神の宿る木だとされています。
赤い実と松の飾り花。神様が幸せを詰め込んだ千両箱を持って家にやってくる姿が想像できちゃいます。なんとも縁起のいい組み合わせですよね!
お正月は、新年の神様を迎え、祀るための行事です。正月飾りは、「神様!うちはここですよ」と、福の神に知らせるための目印なっているんですね。
かわいらしいカラフルまゆ玉飾り
正月飾り 繭玉
次に紹介したいのが、「まゆ玉飾り」です。初めて聞く人も多いかもしれません。米の粉で繭のような形や丸い形をした団子を作り、柳、樫などの木の枝に挿したものです。繭の形は、多年豊作を意味しています。かつて日本は、絹の生産が盛んでした。全国各地で養蚕や農作物の豊作を願った農村の伝統行事の一つなのです。色や大きさも様々で、呼び方も「餅花」など全国各地でも少しずつ違っているようです。
「まゆ玉飾り」をふるさと納税の返礼品に加えているのは、山形市。こちらは、山形の繭を地元の草木で染め、柳の枝でできた金銀の水引きに配した正月飾りです。ピンクや山吹色、水色などカラフルな繭の玉が、目を楽しませてくれます。これらは、紅花や藍、キハダ、ゲンノショウコなどの草木で染め上げられているのです。
山形県山形市
実は、山形市は、紅花の産地として知られています。栽培は室町時代末期に始まったとされていますが、栽培が急速に広まったのは江戸時代中期だそうです。全国でも特に品質は良いと評判で、「紅花は最上山形の産をもって最良となす」とも言われていました。ちなみに、ジブリのアニメーション映画「おもいでぽろぽろ」の舞台となった山形市高瀬地区では、今でも栽培が続いているんですよ。
自然の草木がみせてくれるやさしい色合いを愛でると、心も穏やかになりそうですね。
腐らない手作り鏡餅
正月飾りも、現代のライフスタイルに合わせて取り入れやすいように、より簡素化されており、デザインも洗練されてきています。その一つとして紹介したいのが、福岡県宗像市のガラス製の鏡餅の置物「ころんっとかわいい紅白鏡餅」です。
おめでたい紅白鏡餅(宗像市ふるさと納税)
紅と白のふっくらとしたお餅状のガラス玉は、すべて職人さんの手作りだそうです。ガラスの半透明の美しい色合いは、光の入り具合によって違う表情を見せてくれます。手作りだから、同じものは二つとないという点も素敵です。これなら、「カビが生えちゃう!」という心配もなく、お手入れも簡単。めんどくさがりさんでも、毎年飾ることができますね。
福岡県宗像市
宗像市のガラス工芸は、福岡県の伝統工芸「福岡積層工芸ガラス」と呼ばれています。性能が違う様々な色をしたガラスを幾重にも重ね合わせて作るため、光の当たり方や見る角度によって色が変化するんですよ。素敵なアートですよね。ちなみに宗像市といえば、「海の正倉院」といわれる宗像市の沖ノ島と関連遺産が世界文化遺産登録されましたね。置物をつくる工房では、島周辺の海水を煮詰めた塩を使い、独特の朱色が特徴的だと評判になっているガラス工芸品をつくるなど新たな試みが話題を呼んでいるそうですよ。
さて、神様へのお供え物として置く鏡餅。どんな意味があるのでしょう。丸い餅は、古来の銅鏡に似ていることから、名がついたとされる説があります。また、「かんがみる」という良いものから学ぼうという言葉にあやかり、次第に音が「かがみもち」となったという説もあるのです。
丸い形は家庭円満を表し、二つ重ねた姿は年をめでたく重ねる、という意味もあるのだそうですよ。餅の上に乗っかる橙は、代々と子孫繁栄しますように、との願いが込められています。古来、鏡餅は神様が宿るもの、年を重ねる生命力が宿るものとされてきました。リビングや台所、子供部屋など、思い思いの場所に飾ってみてくださいね。
一年の計は元旦にあり。日本人はお正月という日をとても大切にし、特別な日として過ごしてきました。正月飾りの意味や由来を少しでも知ると、慌ただしい師走の正月準備も楽しみになりませんか。来年は縁起物を自宅に飾って、幸せをたくさん呼び込んでくださいね。
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