三重県の中でも文化財やレジャーランドなどの「歴史」と「近代」双方の観光地に恵まれている桑名市。
見て・遊んで・楽しい桑名市は、食べ物もとっても美味しいところなのです。
名所である「六華苑」と共に桑名市のふるさと納税をご紹介します!
桑名市の重要文化財「六華苑」
六華苑の曲線が美しい窓
桑名市は三重県の北部に位置する市です。
伊勢湾という海に面し、川と山に囲まれた立地であるため、昔から海の幸や山の幸に恵まれた「食の宝庫」。
明治から昭和初期にかけて、桑名は夕方にも市が開かれる珍しい地として知られていました。
「桑名の夕市」の相場が全国の米相場の参考にされていたほどです。
食の宝庫を感じさせるエピソードではないでしょうか。
三重の観光地
桑名市には神社の代表格である伊勢神宮「一の鳥居」があるため、伊勢地方の玄関口として昔から賑わっています。
伊勢神宮といえば日本の神話の中心の一つ、そして心のよりどころの一つです。
伊勢神宮に近い東海道の要衝として、昔から多くの人が宿場町として愛したのが桑名市なのです。
桑名市には観光地としての側面もあります。
「ナガシマスパーランド」といった近代的なレジャー施設の他、「多度大社」などの文化的な見どころもたくさんあります。
六華苑と諸戸家
六華苑の和館
中でも、桑名市観光で忘れずに足を運びたい場所が「六華苑」です。
桑名市には諸戸家という、「日本一の山林王」と呼ばれた一族がいました。
現在の「諸戸ホールディングス」の基礎を作った一族ですね。
初代・諸戸清六は「時は金なり」を信条とし、米をはじめ土地などの様々な相場で商才を発揮。
桑名に居住を置きながら東京世田谷区などの人気住宅地をいち早く買い占めるなど、先見の明のある素晴らしい商売人でした。
六華苑はその二代目・諸戸清六が邸宅として建設し、現在は建物は国の重要文化財、庭は国の名勝に指定されています。
「和」と「洋」が調和する建物
六華苑には洋館と和館があり、洋館は国賓や外交官の接待場だったあの鹿鳴館を設計した、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルによって手がけられました。
英国の美術の黄金期とも呼ばれた時代、ヴィクトリア朝式の洋館は、豪奢でありながら品がある美しい仕上がり。
現代に置いてもその美しさは色あせず保たれています。
内部は全体的に洋風の造りとなっていますが、プライベートスペースとなる2階には和風の襖や押入れがあるなど、和洋折衷なデザインです。
外観は庭園に大きく張り出した多角形のベランダやサンルームが特徴的。
併設された4階立ての塔屋は、「遠くの景色を見るため」に造られたそうですよ。
wikipediaより
六華苑の「池泉回遊式庭園」の美しさは有名です。
池泉回遊式庭園とは、日本庭園の一形式で、池とその周囲にある路をゆったりと巡りながら楽しむタイプの庭園を指します。
青々とした松や芝生、池を中心とした庭は、和風の趣がありつつ洋館にもマッチしています。
現在は撤去されているそうですが、かつてはバラの花壇や噴水などがあったとか。
和洋折衷の屋敷と庭園は、近代的な観光地と歴史的な観光スポット、海や川、山が交錯する桑名市そのものを現わしているようです。
住民や観光客にその美しさを愛され続けている「六華苑」は市に寄贈され、管理を自治体が引き継いでいます。
六華苑のロケーション撮影が返礼品に
六華苑は観光地としての他に、撮影スポットとしても人気が高いです。
大切な国の文化財なので撮影には厳しい規定が定められていますが、桑名市ではふるさと納税の返礼品に六華苑でのロケーション撮影をご用意されています。
結婚式の他にも、成人式やお宮参りなど、様々な記念日を残せるコースもございますよ。
また、当時のハイカラさんの衣装で六華苑内を散策できるプランも。
映画やドラマでしか見たこと無い光景を、自分で作り上げることができるなんてステキですね。
まとめ
当時の華やかな面影を残す、三重県桑名市の重要文化財「六華苑」。
どこを切り取っても十二分に「絵」となるデザインは、今なお人々に愛され、大切にされています。
単独で訪れても見応えのあるスポットですが、事前に申し込めばガイドをお願いすることができ、館内を回りながら諸戸清六氏の偉業や六華苑建築の由縁などの歴史を辿れます。
目で見ながら肌で感じながら歴史を振り返る。
まるでタイムスリップしたような錯角が味わえそうです。
桑名市を訪れた際はぜひ六華苑に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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