群馬県富岡市は、世界遺産・国宝である富岡製糸場のあるまちとして知られています。そんな富岡市の魅力と、ふるさと納税で人気の返礼品、知ればふるさと納税をしたくなる、その使い道についてご紹介します。
世界遺産「富岡製糸場」のあるまち富岡市の魅力とは
妙義山パノラマパーク コスモス(引用元:http://www.tomioka-silk.jp/spot/freedownload/)
富岡市は、群馬県の南西部に位置する人口約5万人弱のまちです。西には上毛三山のひとつである妙義山 (みょうぎさん)、南には稲含山 (いなふくみやま)、北には丘陵地帯が広がり、中央に鏑川 (かぶらがわ)が流れ、緑濃い山々と清流が特徴の自然豊かな地域です。平均気温は14℃前後、年200日以上は晴天という温暖な気候に恵まれています。この豊かな自然と温暖な気候は、地域の魅力です。
群馬県富岡市は群馬県の南西部に位置します。
富岡市と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは富岡製糸場ではないでしょうか。世界中から注目されている観光スポット富岡製糸場についてご紹介します。
世界遺産に指定された富岡製糸場(引用元:http://www.tomioka-silk.jp/spot/freedownload/)
富岡製糸場は、明治初期に国の管轄として作られた、日本初の本格的な製糸工場です。政府は、富岡製糸場を世界でもトップレベルにし、外貨を獲得するために、フランスから技術者を招きました。ここで様々な技術が磨かれ、国内外に伝播していきます。1900年代初頭、日本の生糸総産量は世界一となります。その拠点となったのが、この富岡製糸場です。日本の高い技術力が世界を牽引し、それまで生産量が限られていた生糸の大量生産を実現しました。かつては一部特権階級だけの贅沢品だった絹が身近なものとなり、人々の生活をさらに豊かにしました。
その功績が認められ、富岡製糸場は2014年に世界遺産に登録されました。近代化遺産として、初めて国宝にも指定されました。富岡製糸場の建物は、保存状態がよく、木骨と赤レンガ造りの建物群は、ほぼ当時のまま残されています。圧倒的な広さの繰糸場やレンガ作りの東繭倉庫、首長館など、見どころ満載です。工場でありながら美しく機能的な建物は貴重な文化財です。富岡市を訪れた際は、ぜひ見ていただきたい場所です。
これが人気!富岡市の返礼品【ふるさと納税】
好きな自治体を選んで寄付できるしくみが、ふるさと納税です。寄付することによって、その地域を応援することができます。
自然豊かで気候が安定している富岡市は、美味しいものや特産品もたくさんあります。ふるさと納税の返礼品も、富岡製糸場にまつわるものやシルク製品、豊かな自然が育んだものが並びます。今回は、その中でも特に人気がある返礼品を3つ、ご紹介します。
絹工房のシルク製品セット
富岡市返礼品「絹工房のシルク製品セット」(引用元:http://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1443161098454/index.html#section1)
「絹工房のシルク製品セット」は、厳選された絹で作られた化粧品です。セット内容は、富岡シルク石鹸、富岡シルククリーム、シルクフィル。純度の高いシルクタンパクを抽出し、使用しています。養蚕業が衰退し、国産の原料確保が難しくなってきたため、自社で養蚕を始め、富岡シルクにこだわった高品質の製品です。シルク石鹸のきめ細かな泡で、お肌もしっとりシルク肌になる、贅沢な商品です。
工女の衣装でまちなか歩き
富岡のレトロな雰囲気漂う富岡を味わうことができる体験型の返礼品
(引用元:http://www.tomioka-silk.jp/spot/freedownload/)
レトロなまち並みを、工女の衣装(袴姿)で散策できるプランです。
世界遺産の富岡工場があったからこそ残る、情緒あるまち並み。そんなまち中や富岡製糸場を、お友達やご家族と、工女姿でしっとり散策できる体験型の返礼品です。お好みの袴や草履を選んだら、観光にお出かけ。富岡製糸場の招待券も付いているので、工女姿で見学できます。
工女姿で見学やまち歩きしたら、忘れられない素敵な思い出になりますね。
上州麦豚ロース&もも麦味噌漬け
群馬県富岡市返礼品「上州麦豚ロース&もも麦味噌漬け 」 (引用元:http://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1443161098454/index.html#section9)
上州とは旧国名で、現在の群馬県のことをいいます。上州 麦豚は、穀物に麦を含む専用の肥料でじっくりと育てられた人気の豚肉です。その背ロースともも肉の部分を、麦味噌に漬け込みました。ヘルシーできめが細かく柔らかい、上州麦豚を堪能できます。
福祉や教育だけじゃない?!ふるさと納税の素敵な使い道
(引用元:PIXTA)
自治体を応援するふるさと納税。ふるさと納税の魅力は、なんといっても返礼品、という方は多いでしょう。
寄付したふるさと納税が、どのように使われているか、ご存知ですか?
せっかく寄付をするのなら、よいことや、自分が賛同できることに使ってほしい、と思うのは、当然の心理だと思います。そして、その自治体でどのように役立っているのか知りたい、そう思いますよね。
富岡市では、寄付金をどのように活用しているか、見てみましょう。
・富岡製糸場の保存活用、周辺整備及び養蚕業の保全
・健康・福祉・子育ての充実
・教育・文化の推進
・環境政策の推進
・産業・観光の振興
・都市基盤整備の推進
・防犯・防災対策の推進
市や市民のため、福祉や教育、産業・観光の振興、基盤整備だけでなく、富岡製糸場の保存や、富岡ブランドのシルク・養蚕業の保全にも使われています。
富岡市に寄付することで、富岡市だけでなく、世界遺産・国宝である富岡製糸場と、富岡ブランドのシルクに貢献できます。ふるさと納税の意義や価値が増す気もしてくるのではないでしょうか。実際に、使い道にこの項目を指定する方は多いのだそうです。
富岡シルクの発展に貢献できるなんて、とても夢がありますね。自分の寄付金が、世界遺産や日本の産業を守るために使われている。貢献できたという実感をより感じられるのではないでしょうか。
富岡シルクを救え!養蚕農家のいまとこれから
群馬県富岡市の養蚕業保全プロジェクトにご協力下さい。詳細情報では、「シルク王子」こと高橋直矢さんの養蚕業を救うための活動をご紹介しています。