富岡製糸場は、日本の産業・科学技術の近代化に大きく貢献し、富岡のシルク産業を支えた工場です。そして、皆さんご存知の通り「世界遺産」でもあります。敷地内には、置繭所(おきまゆじょ)や繰糸所・女工館などが開業当時とほぼ変わらない状態で残されており、その建造物は、国宝および重要文化財にも認定されています。
養蚕・製糸業に関する富岡市のさまざまな取り組み
平成26年の世界遺産登録認定以来、多くの観光客が訪れるようになった富岡製糸場。古くから養蚕が盛んだった群馬県富岡市に、日本初の模範器械製糸場として富岡製糸場が設立されたのは、今から140年以上前の明治5年のことでした。
以来、富岡市は養蚕・製糸業によって発展を遂げ、高品質で丈夫な国産シルク「富岡シルク」を生み出したのです。
歴史ある富岡市の養蚕・製糸業ですが、時代の流れと共に徐々に衰退し、養蚕を行う農家もわずか12戸まで激減してしまいました。
養蚕業の衰退を食い止めるため、富岡市は「富岡シルクブランド協議会」を設立し、フランス・リヨンで開催された「シルクマーケット」への出展や、シルク成分の入った石鹸やマッサージブラシなど独自の商品開発に力を入れ、新たなシルク需要の開拓に取り組んでいます。
また、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録3周年記念として、富岡製糸場の歴史や、携わった人々のドラマを描いた映画「紅い襷(たすき) La Chronique de TOMIOKA ~富岡製糸場物語~」が制作され、2017年10月7日から劇場公開されます。
日本の伝統を未来へ繋げるために
富岡市は、歴史ある日本の伝統・養蚕業を未来に伝えるための政策として、ふるさと納税の寄付金を、富岡製糸場の保存活用、周辺整備及び養蚕業の保全に活用するプロジェクトを行っています。
富岡製糸場の保存活用、周辺整備及び養蚕業の保全の主な内容
・富岡製糸場の歴史ある建造設備を「防災」「安全管理」「来場者の快適性」の3つの観点から整備
・整備された施設を「展示」「公開」「研究・教育の場」「楽しむ空間」としてできる限り活用
・養蚕農家への直接的な支援
富岡シルクを救え!養蚕農家のいまとこれから
群馬県富岡市の養蚕業保全プロジェクトにご協力下さい。詳細情報では、「シルク王子」こと高橋直矢さんの養蚕業を救うための活動をご紹介しています。
ふるさと納税のお礼の品で富岡市を観光しよう!
富岡市は、ふるさと納税のお礼の品として、希少な富岡繭を使用した「富岡シルク」製品を中心とした特産品の他に、富岡市をお得に旅行できる宿泊利用券や、上信電鉄利用券を取り扱っています。
富岡市内ホテル・旅館・民宿利用券
寄付金:10,000円以上
利用可能期間:発行日から1年
使用できる宿泊施設:東雲館・ビジネスホテル松屋・ホテルアミューズ富岡・妙義グリーンホテル・妙義山ひしや旅館・民宿妙義の宿ゆうらく・民宿ゆきふみ
寄付金10,000円につき、額面1,000円の利用券5枚
富岡市内7ヶ所のホテル・旅館・民宿を利用する際に使える利用券です。
宿泊だけでなく、宴会や食事などにも使用できます。※要問い合わせ
富岡市内ホテル・旅館・民宿利用券 (寄付金額 10,000円)
市内7つのホテル・旅館・民宿でお使いいただけます。
宿泊だけでなく、ホテル・旅館内のご宴会、ご飲食等にもお使いいただけます。
上信電鉄利用券
寄付金:10,000円以上
利用可能期間:発行日から1年
寄付金10,000円につき、額面1,000円の利用券5枚
こちらは、観光者に人気のローカル線・上信電鉄利用券です。普通乗車券や定期乗車券、「富岡製糸場見学往復割引乗車券」などの企画乗車券の購入に使うことができます。
沿線には富岡製糸場をはじめとする観光スポットが点在しており、窓から見える景色も抜群。富岡市を訪れる際は是非利用したいですね。
上信電鉄利用券(寄付金額 10,000円)
世界遺産に登録されて、訪れる観光客が増えた富岡製糸場。
週末は周辺道路も混雑しますので、富岡市民の足である上信電鉄を利用してみませんか?
招待券を利用して富岡製糸場を訪れよう!
さらに、10,000円以上の寄付には富岡製糸場招待券2枚と、富岡市立美術博物館招待券2枚が贈呈されるので、是非訪れてみてください。
歴史ある富岡製糸場の保存活用・養蚕業保全に対する理解をより深めることができますよ。