ふるさと納税で人気急上昇中の町はいくつかありますが、絶対に外せないのが静岡県焼津市です。天然のミナミマグロやカツオなどの豊富な海産物が取れる焼津市は、2016年度のふるさと納税額が50億円を超えました。人気の秘密は、うますぎる返礼品たち。今回は静岡県焼津市の魅力・観光スポット、人気の返礼品、そして寄付金の使い道までご紹介します。
納税額50億円超えの焼津市は水産業が熱い
全国トップクラスのふるさと納税額を誇る静岡県焼津市。2016年にはふるさと納税寄付金額が50億円を超えました。
静岡県焼津市にはどんなイメージがありますか実は焼津市は水産業が盛んです。焼津市の水産業の中心となっているのが、関東と関西を結ぶ東海道の中央に位置する焼津漁港。焼津漁港はまぐろ、特に脂ののったミナミマグロとカツオなどの遠洋漁業の出発地となっています。もちろん、その他にもサバ、アジ、イワシなどの旬の魚たちを年間を通して漁師たちが釣り上げています。漁業が盛んな焼津市は、とにかくお魚がうまい後ほど詳しく紹介しますが、マグロ好きがうなるミナミマグロは絶品です。
隠れた名所 花沢の里
焼津市花沢の町並
焼津市には、ぜひ訪れていただきたい観光スポットがいくつかあります。まず紹介するのが、花沢の里。花沢の里は、日本最古の和歌集「万葉集」にも登場する由緒ある地です。まるで江戸時代にタイムスリップしたのではと錯覚するほど、昔ながらの伝統的な家が立ち並んでいます。夏に歩けば新緑の木々が、秋に行けば美しい紅葉が迎えてくれます。風情を感じながら、ハイキングコースを歩くのは粋ですよね。
千年を超える歴史 焼津神社
焼津神社
2つ目に紹介するのが、焼津駅から徒歩13分の場所に位置している焼津神社です。焼津神社はなんと1,600年以上の歴史を持ち、昔から現代までも漁業関係者の心の支えとなっています。焼津神社を語るうえで欠かせないのが徳川家とのつながりです。本殿はあの徳川家康が建て、歴代将軍とも深い関りがありました。
焼津神社ではさまざまなイベントが行われます。有名なのは8月12日に行われる神ころがしです。これは、幟担ぎ祈祷1年目の赤ちゃんのための神事です。2人1組の神社総代が赤ちゃんをかけ声と共に3回転がします。その時の、泣き声が大きければそれだけ丈夫に育つといわれます。また8月12、13日には、東海一の荒祭りが開催されます。
また焼津市には、兎沢古墳群という古墳もあります。兎沢古墳群は国内唯一の線刻画が残る大変貴重な古墳です。1,000年以上前の人間が描いた絵と考えると、なんだかワクワクしますよね。
焼津市の人気返礼品は豊かな海産物
先にも述べましたが、総務省の伝達を受け焼津市は2017年に返礼品の見直しを行います。具体的には、人気のiPadやオオグソクムシは返礼品から取り外されています。しかし、返礼品数の数が少なくなっても、魅力的な商品がたくさんあります。焼津市の返礼品のキーワードは「山盛り」です。今回はそんな「山盛り」中から人気の返礼品を3つご紹介します。
焼津市のシンボル 天然ミナミマグロ
天然ミナミマグロのセット（焼津市ふるさと納税サイト）
1つ目は、焼津市のシンボルと言っても過言ではない「マグロ・カツオ」です。特に山盛りの天然ミナミマグロは必見です。ミナミマグロは、ほかのマグロと比べて身にしまりがあり、より強い甘みを感じます。コクのある脂と深い赤身の組み合わせは、言葉に表せないほど美味しいです。とりあえずミナミマグロを選べば間違いない、と言ってもけして大げさではありません。
天然ミナミマグロブロックセット（寄付金額：20,000円）
内容：赤身約450g（1個～２個）・中トロ約450ｇ（1個～２個）
※重量により、ブロックの個数が変わります。
旬の海の幸
国産あじ干物・釜あげ桜えび・釜あげしらす（焼津市ふるさと納税サイト）
2つ目は、旬の魚介類たち。焼津漁港でとれる魚はマグロとカツオだけではありません。カニ、うなぎ、そして甘みのある桜海老・シラスなどもとれます。夏の返礼品はうなぎで、冬にはカニなどの季節に合わせた魚介類の返礼品選びができるのは魅力的ですね。
国産あじ干物・釜あげ桜えび・釜あげしらすの詰め合わせ (寄付金額：10,000円)
内容：国産あじ干物(大)8枚・釜あげ桜えび(大井川港)140g(70g×2)・釜あげしらす(吉田港)400g(200g×2)
静岡のブランド豚 金豚王（きんとんおう）
金豚王 豚モモ焼肉用（焼津市ふるさと納税サイト）
そして3つ目に忘れてはいけないのが、お肉です。さまざまなお肉を取りそろえていますが、注目は金豚王と幸の豚の2種類の豚肉。金豚王は静岡県が生産している豚で、上品な甘みと脂のうまみが特徴です。幸の豚は富士山の麓でのびのびと育ちます。口に入れた瞬間に、お肉のうまみと濃厚な脂が広がって、鼻腔を広げますよ。
金豚王 豚モモ焼肉用（寄付金額：10,000円）
内容：金豚王豚モモ焼肉用 約1.4kg
※関東～関西限定です。
教育や健康増進に選べる4つの使い道
焼津市にふるさと納税を寄付すると、寄付金の使い道を以下の4つから選ぶことができます。
・焼津市の事業全般
・子育て支援、子どもの学習環境整備など
・観光、交流事業
・健康増進支援
今回は健康増進と子どもたちのための寄付金の使い方を紹介します。健康増進では、子どもたちの予防接種費用の助成拡大、不妊に悩む夫婦のために医療費が高額となりがちな不妊治療費の助成、そして子宮がん検診の実施が行われました。
子どもたちのためには、子どもたちが安心して遊べるように市立幼稚園の遊具整備、小・中学校の教室整備などが行われています。平成29年度には、こども医療費助成を高校生まで拡大、保育料の第2子半額・第3子以降無料化などの事業が行われていく予定です。
ふるさと納税の魅力は返礼品だけではありません。寄付金を通して、その町の人々が幸せになる、町が活気づく、そしてあなたの第2のふるさとを見つけることができます。今記事を読んで、焼津市を応援したくなった方は、ぜひふるさと納税を行ってみてください。山盛りの海産物があなたを待っていますよ。
