ふるさと納税の方法として、銀行振込やコンビニ払い、自治体窓口による現金払いなどが主流となっています。
しかし、銀行振込による支払いでは手数料がかかってしまいますし、居住地から遠い自治体へ寄付を行う場合、自治体窓口へ直接出向いて納税をするのは現実的ではありません。そんな時に便利な納税の方法が「クレジットカード決済」です。
クレジットカード決済でふるさと納税を行うメリット
徐々に対応する自治体も増えてきている、クレジットカード決済によるふるさと納税。
そのメリットを以下で詳しくご紹介します。
クレジットカード決済によるポイント還元が得られる!
クレジットカードでふるさと納税を行えば、クレジットカード決済によるポイントを獲得することができます。ポイント還元率はカードによっても異なりますが、例えば還元率1%のクレジットカードで3万円分の寄付を行えば、300円分が還元されることになりますね。
税金控除の適用や魅力的な返礼品がもらえるというふるさと納税の嬉しい特典に加え、クレジットカード決済ならポイント獲得もできて一石三鳥といえるのです。
手数料無料で納税できる
クレジットカードで国税を納税する場合、その手数料は納税者の負担となりますが、ふるさと納税では自治体が手数料を負担してくれるケースも多いのです。そのため、手数料無料でふるさと納税ができることが多いようです。
より簡単・気軽にふるさと納税ができる
寄付をしたい自治体があるけれど、今すぐに現金を用意することができない…。そんな時でも、クレジットカードなら手元に現金がなくても寄付を行うことができますし、分割払いが可能なケースもあります。また、他の納税方法に比べて決済手続きが早く完了する傾向にあり、より簡単・気軽に寄付をすることができるという点もメリットの1つでしょう。
クレジットカード決済による納税に対応する自治体は5〜6割
ただし、全ての自治体がクレジットカード決済に対応しているわけではなく、現在では約5〜6割と約半数の自治体のみ対応可能となっているようです。
寄付をしようとしている自治体がクレジットカード決済に対応しているかどうか、事前に確認することを忘れないようにしましょう。総務省のポータルサイトから各自治体への連絡先を調べることができます。
ふるさと納税で使用できるクレジットカードは?
クレジットカード決済によるふるさと納税を受け付けている自治体では、以下の5大国際ブランドに加え、国内で利用できるクレジットカードであればほとんどが利用可能となっているようです。
・MasterCard
・VISA
・JCB
・AMERICAN EXPRESS
・Diners Club International
対応しているクレジットカードの中からよりポイント還元率の高いカードでふるさと納税をすると良いでしょう。ただし、使用できるカードの種類も各自治体によって異なることがありますので、こちらも忘れずに確認するようにして下さい。
ふるさと納税をクレジットカード決済する際の注意点
家族名義のカードなど、納税者本人以外の名義のクレジットカードでも使用できる!という声もありますが、本来は「本人名義のクレジットカードで決済する」ことが原則です。家族名義のカードで支払いをすると、寄付金に対する税金控除が適用されないこともありますので、クレジットカードでふるさと納税を行う場合は、必ず本人名義のクレジットカードを使用して下さい。
便利なクレジットカード決済によるふるさと納税
税金控除や返礼品に加え、カード利用によるポイント還元も得られるなど、便利でメリットも多いクレジットカードでのふるさと納税。ただし、ふるさと納税の目的は、あくまでもその自治体に対して感謝と応援の気持ちを伝えるための手段であるということを忘れずにいたいですね。