ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

電車旅を楽しもう!鉄道の日特集

2017.09.16

10月14日は何の日だかご存知ですか?実は10月14日は「鉄道の日」なんです。
「鉄道の日」は、明治5年(1872年)10月14日に鉄道が開業したことを記念して制定された記念日です。日本初の鉄道は、当初は新橋と横浜間を結ぶだけの距離しかありませんでした。
140年以上の時代を経た現代では、鉄道は全国を繋ぐ国民の足となっていて、日常生活には欠かせないものとなっています。今回は「鉄道の日」にちなんで、魅力的な列車をいくつかご紹介したいと思います。

岐阜県美濃加茂市の観光列車「ながら」

岐阜県美濃加茂市は、古くは美濃国(みののくに)とも呼ばれた飛騨の山並みに接する地域です。木曽川や飛騨川などの豊かな河川と、緑深い山々の風景を望むことができる「長良川(ながらがわ)鉄道」は、古くから地域の人々に愛されてきました。
日本三大清流の1つとして知られる長良川は、鵜飼の地としてもよく知られています。昔ながらの古き良き田舎の面影を残すこの長良川沿いの風景は、懐かしい何かを私たちの心に訴えかけてくるような気がします。

車窓からの風景(ふるりHP)

長良川鉄道が運行している観光列車「ながら」。こちらの列車ではお食事ができるプランの乗車券も販売されていて、「風景を見ながら」「特産品をいただきながら」旅を満喫することができます。鉄道デザインで有名な水戸岡鋭治さんが手がけたレトロな形ながらも赤くて洒落た車体は、緑の風景に溶け込むと、まるで絵本の世界を切り取ったかのような風情があります。
また車両の内部にも随所に趣向が凝らされており、テーブルや窓枠には美濃加茂市産や岐阜県内産の木材がふんだんに使用されています。「観光列車」という名にふさわしく、車内風景・車外風景ともに楽しめる列車です。
ゆったりとした時間を過ごせる「ながら」の旅は、恋人同士、またはご夫婦での観光にはピッタリです。

観光列車「ながら」(ふるりHP)

長良川に沿って走る 赤い観光列車「ながら」(寄付金額 25,000~円)へのリンク

長良川に沿って走る 赤い観光列車「ながら」(寄付金額 25,000~円)

美濃太田駅から長良川上流の北濃駅まで北上する長良川鉄道が一部改装し、 2016年4月から定期運行している観光列車。
乗車日の3ヶ月前の各月1日から予約が可能です。汽笛の音色、情緒ある街並み、清流長良川のせせらぎに癒されながらローカル列車の旅をお楽しみください。

 

奈良県吉野町の観光特急「青の交響曲」

奈良県吉野町は奈良県の中部に位置していて、中央には吉野川の流れ、周囲には竜門山地・台高山脈などの多くの山岳地を持つ地域です。吉野町では美しい川の恵みを受けた農業が盛んなほか、山の多い土地柄なため、杉やヒノキなどの材木を取り扱う林業も盛んです。
「よしのやま」「よしののさと」と呼ばれていた平城京時代には、貴族や天皇の遊興地として離宮が置かれるほどの美しい里だったと言われています。中でも和歌で詠まれることも多かった吉野山は、現代でも桜の名所として全国的に知られており、毎年のお花見シーズンには多くの観桜客で賑わいを見せています。
  

この吉野町にある吉野駅と大阪阿部野橋駅の間を運行しているのが、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」です。1日2往復運行をしている「青の交響曲」は、ゆったりくつろげるデラックスシート、グループ利用にピッタリなサロンシート、ラウンジ、バーカウンターなどを備えている列車です。
車内販売では軽食や地元ならではのスイーツメニューも充実していますので、山々や河川など自然豊かな風景を窓の外に見ながらティータイムを楽しむこともできます。いつもよりワンランク上の旅を味わうことをコンセプトに、春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色の四季折々な風景を満喫してみませんか。

観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」(近畿日本鉄道HP)

観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」で吉野への列車旅 (寄付金額 10,000円)へのリンク

観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」で吉野への列車旅 (寄付金額 10,000円)

大阪阿部野橋駅~吉野駅間 往復乗車券・往復特別急行券。
車内では「季節のオリジナルケーキセット」を提供いたします。

 

岐阜県池田町の「養老鉄道」

岐阜県池田町は岐阜県の南西部、濃尾平野の北端に位置しています。町の西には池田山の山地、東側には揖斐川(いびがわ)が流れる小さな町で、春には町のあちこちでヤマザクラを見ることができます。
お茶や飛騨牛、地酒などを特産品としているこの池田町では、「養老線」というローカル鉄道が地域住民の重要な足となっています。町外への足がかりはもちろん、通学に通勤にと古くから愛されている小さなローカル列車で、決して観光用の豪華な列車ではありません。
  

何の変哲もないこの小さなローカル列車が、いま大きな目標に向かって挑戦をしているのをご存知でしょうか。
その目標とは、「鉄道の存続」です。住民にとって生活の足であるはずのこの養老鉄道は、人口の減少やマイカーの普及により年間利用客が年々減少しているのです。最高時には年間1300万人もの人々が利用していた養老鉄道ですが、現在ではその半分の600万人にまで落ち込んでいるそうです。利用客が減少したことによって毎年10億円もの赤字が生じてしまい、その存続が危ぶまれているのが現状です。

養老鉄道(池田町ふるさと納税)

この状況をどうにか打破するために、池田町では町ぐるみでさまざまな取り組みを行っています。たとえば、国の史跡名勝・天然記念物に指定されている霞間ヶ渓(かまがたに)の桜を軸に観光誘致を進めたり、養老鉄道をもっと身近に感じてもらえるようにイベントを開催したり、そのどれもが利用客のアップを目指す試みです。
中でも地元でとれた食材を使用した「薬膳ランチ」を楽しみながら列車に乗ることができる「薬膳列車」は、首都圏からも多くの利用客を呼び込むことに成功しました。
また、サイクリング愛好者や地元利用客の利用増加を目指した「サイクルトレイン」は、自転車をそのまま電車内に持ち込むことができる新しい試みです。駅で自転車の貸し出しも行っているので、サイクリングをしながら観光を楽しむことができます。
  

生活の足を存続させるため、そして古くから愛されてきた養老鉄道の廃止を防ぐため、町がひとつになって利用客アップへの挑戦を続けています。ふるさと納税やクラウドファンディングでもさまざまな募集を行っていますので、小さな町の素晴らしい景色を是非堪能してみてください。

まちの生活を支えるローカル線「養老線」を守りたい!へのリンク

まちの生活を支えるローカル線「養老線」を守りたい!

子供たちの未来を守りたい。
そんな想いから立ち上がったプロジェクトは、今年で第二回目となります。
寄付金をより具体的に活用できる、池田町のガバメントクラウドファンディングに是非ご参加下さい。

  

「鉄道の日」にちなんで、日本各地の魅力的な列車についてご紹介をいたしました。列車旅の醍醐味は、なんといっても風景を楽しむことです。同じ山や川でも、四季折々で見られる風景は変化します。是非これを参考に、素晴らしい列車旅をお楽しみください。

この記事をシェアする

この記事に関連したタグ

関連記事

同じカテゴリの人気記事

最近の記事

新着記事一覧を見る

AREAエリア

CATEGORYカテゴリー

TAG気になるタグ

RANKING人気の記事