静岡県小山町(おやまちょう)は、世界文化遺産にも登録されている「富士山」の山頂があるまち。豊富な湧き水に恵まれていることから、稲作が盛んなまちとして知られています。実は小山町は、あの有名な童話の主人公「金太郎」が生まれた地とも言われているのです!早速、小山町のふるさと納税の魅力に迫ってみましょう。
金太郎の生誕地!静岡県小山町の概要とは?
小山町
小山町は、静岡県の最北東に位置するまち。東西に長いまちで、面積の約67%が森林で占められています。まちの北西端は富士山の山頂まで達し、市街地や農耕地も標高300mから800mの高い傾斜地帯にあります。冷涼な地帯にあるのですが、富士山を由来とする豊富な湧き水に恵まれているため、棚田による稲作が盛んな地として知られています。
富士山の山頂があるまち
富士山・本八合目付近
小山町は前述の通り、富士山の山頂があるまちとして有名です。富士山へ登るには4つのルートがあり、小山町にあるのが「須走(すばしり)ルート」。須走ルートの歴史は古く、江戸時代から多くの登山客でにぎわったのだそうです。他のルートに比べて緑が豊かで、季節の草花や野鳥を観察しながら富士山の山頂を目指すことができます。
標高2,000mにある須走口5合目までは、「ふじあざみライン」を利用して車で行くのがおすすめです。天気が良ければ、東京スカイツリーなどを一望できますよ。山頂までたどり着かなくてもご来光を仰げるのも、須走ルートが人気の理由。人気があるルートとは言っても、途中には樹林帯があり山小屋が少ないのが特徴です。登山靴をはくのはもちろん、雨具やすぐに食べられるチョコレートなどの食料を準備して、万全の態勢で登山に挑みましょう。
誓いの丘からの富士山
富士山を間近で感じたいけれど、登山するほどの勇気が持てない……という方におすすめなのが、「足利峠(あしかがとうげ)」沿いにある「誓いの丘」。富士山に向かって思わず叫びたくなることから、誓いの丘と名付けられたのだそうです。誓いの丘は、まちの東側に位置する足柄峠へ向かう道路「金太郎ふじみライン」沿いにあります。丘には「誓いの鐘」が設置されていて、鐘を鳴らすと幸せが訪れるのだとか。誓いの丘で鐘を鳴らして、幸せをつかんでみたいものですね!
金太郎の生誕地
小山市のもうひとつの大きな特徴が、童話などで有名な金太郎の生誕地だと言われていること。金太郎は「坂田公時・金時(きんとき)」の幼名で、平安中期に活躍した「源頼光」の家来になったとされる人物です。金太郎には多くの伝説が残り、実在したかどうかも定かでない、まさに伝説上の人物。小山市には、金太郎にまつわる多くのスポットが点在しています。次に、小山市に伝わる金太郎の伝説と観光スポットをご紹介します。
遊女の滝
伝説のひとつによると、京都から来た「八重桐」という山姥が、小山町にある「金時山」で赤ん坊を身ごもったのだそう。その赤ん坊は夢のなかで授かり、お相手はなんと赤い龍。八重桐はこちらの「遊女の滝」に身を打たせ、お腹の子の健康を祈願しました。
子産田(小山町観光情報HP)
八重桐が金太郎を産み落としたとされるのが、こちらの「子産田(こうみだ)」。お相手の赤い龍との間に生まれたのは、なんと真っ赤な男の子!赤ん坊は金太郎と名付けられ、元気にすくすくと育ちます。ここから金太郎の冒険が始まるのですが、あまりにも長くなってしまいますので、童話で確認してくださいね!
元気に育った金太郎はある日、都の武将・源頼光と出会います。頼光は、金太郎を大変気に入ったのだそうです。わが子を武将にしたいと願っていた八重桐は、頼光のお供として、金太郎を気持ちよく都に送り出しました。都へのぼった金太郎は、頼光の四天王のひとりとして、多くの手柄をたてます。金太郎は山を去るとき、母親がさみしい想いをしないよう、屋敷に桜の木を植えたとも言われています。
金太郎の大まさかり
金太郎の伝説を知る上で、訪れて欲しいスポットが「金時公園」。まさかりのモニュメントがある公園には、金太郎ゆかりのスポットが集中しています。ちなみに公園では毎年5月3日、「富士山金太郎春まつり」と題し、子どもたちによる奉納相撲大会が開催されています。
金時神社
公園内にあるのが、金太郎の生家の跡地に立つ神社。「金時神社」と呼ばれていて、まちの有志たちによって、造営された建物です。毎年、七五三の時期になると、金太郎にあやかろうと、たくさんの親子連れでにぎわいます。
静岡県小山町で、人気の返礼品とは?
小山町産こしひかり(小山町ふるさと納税)
富士山の湧き水に恵まれた小山町では、稲作が盛んに行われています。もちろん人気の返礼品も、小山町の澄みわたる空気と水がもたらす、お米。新米を届けてくれますので、毎日の食卓が豊かになること請け合いです!
小山町産こしひかり (寄附金額:10,000円)
こしひかり6kg(新米)
平成29年産
朝つきたて杵つき餅(小山町ふるさと納税)
小山町の道の駅で人気があるのが、小山町のもち米「峰の雪」で作ったお餅。つきたてのお餅は、焼かずにそのまま食べられるほどの柔らかさ。小山町の返礼品では、朝つきたてのお餅を、即日発送してくれます。残念ながら、発送先は静岡県内と関東地方に限定されています。もち米「峰の雪」は全国対応していますので、ご家庭でお餅つくりに挑戦してみるのもおすすめです!
朝つきたて杵つき餅 (寄附金額:10,000円)
朝つきたての杵つき餅 7枚入り×8袋
白餅4袋、草餅・豆餅・黒米入り豆餅・玄米餅各1袋
小山のわさび屋定番3品(小山町ふるさと納税)
豊かな湧き水に恵まれた小山町では、わさびも名産品。富士山の湧き水によって、2年もの歳月をかけて栽培されています。生産量が少ないため、東京などの高級料亭やお寿司店を中心に出荷されています。わさび漬けや生わさび入り最中(もなか)なら、返礼品で入手可能!この機会に、本場わさびの味を楽しんでみませんか?
小山のわさび屋定番3品 (寄附金額:10,000円)
1.わさび漬樽入155g
2.生わさび入り最中「山そだち」8本入
3.わさびおからちっぷす(しょうゆ味・マヨネーズ味)
金太郎マスのレッドキャビア(小山町ふるさと納税)
富士山の雪解け水は、須川へと流れ込んでいます。須川の清らかな水で育てられているのが、ニジマス。小山町の返礼品では、ニジマスから採取した新鮮なタマゴを提供しています。お醤油で味付けしていますので、温かいご飯との相性ぴったりです!
金太郎マスのレッドキャビア (寄附金額:10,000円)
200g×2パック
金太郎トマト(小山町ふるさと納税)
テレビドラマで紹介されて、一躍有名になったのが、「金太郎トマト」。富士山麓で大切に育てられていて、ミネラルを豊富に含んでおり、栄養価もバツグン!まるでフルーツみたいに、甘くてジューシーな味わいを楽しめます。
金太郎トマト (寄附金額:10,000円)
1箱 トマト19個
小山町に送った、寄付金の使い道とは?
誓いの丘からの富士山
小山町に送った寄付金は、次の4つから使い道を指定できます。
1 小山町を元気にする「金太郎大作戦」の展開
2 “富士山頂と金太郎のまち”のふるさとづくり
3 登録有形文化財等の保全・活用のために
4 使い道を指定しない
1「金太郎大作戦」では、小山町を金太郎のような元気なまちにするために利用されます。2「“富士山頂と金太郎のまち”のふるさとづくり」を指定すると、金時公園の整備などに使われます。大型スライダーや土俵などを整備し、賑わいのある場として再生を目指しているのだそう。私たちのふるさと納税で小山町が賑わい、第2の金太郎が登場したら楽しいですね!
静岡県小山町は、富士山の山頂をいただくまち。あの金太郎の生誕地という伝説もあり、景観や歴史など、数多くの魅力を抱えています。富士山の湧き水に恵まれていることから、美味しい食べものが人気の返礼品。小山町にふるさと納税するだけでなく、実際に訪れてみるのもおすすめ!一生に一度くらいは、富士山からのご来光を拝んでみたいですよね。