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仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

北の文明開化の舞台。レトロな雰囲気残る北海道函館市

2017.12.04

1859年函館開港により、一躍国際都市へと発展した北海道函館市。さまざまな異文化が市内に入り込み、その独特でエキゾチックな雰囲気が今でも残っています。函館市は歴史と異文化が融合する町なのです。今回は函館市の魅力、人気返礼品、そして驚きの寄付金の使い道を紹介しましょう。

市電で発見する函館の魅力

函館 市電

北海道の南部に位置する函館市は札幌市、旭川市に次ぐ道内3番目に多い人口を持つ市です。ローマやニューヨークなどとほぼ同じ緯度に位置しているんですよ。函館は寒いとイメージする方は多いですが、意外にも平均気温は9.5℃と温暖な方です。夏場はおよそ20℃まで上がり、湿気も少ないので涼しく過ごしやすいです。
  

函館は津軽海峡、噴火湾、そして太平洋の3つの海に面しています。そのため、函館はとにかく海産物に恵まれています。その時の旬の食材に舌鼓を打てるのは大きな魅力ですよね。函館の魅力はグルメだけではありません。歴史的建造物も多く、町にはエキゾチックな雰囲気が漂っています。

函館 市電

函館に来たら、函館市電に乗るのを忘れてはいけません。函館市電の歴史はおよそ120年前の1897年に始まります。亀函馬車鉄道としてスタートした函館市電は、1913年に路面電車になり、それからずっと函館市の発展を見守り続けています。函館市のシンボルと言っても過言ではありません。
  

また、函館市電は観光にも便利です。温泉街から函館山のふもとまで運行するので、観光の足として大人気。有料サービスとなりますが、市電内では公衆無線LANの使用も可能です。市電は非常に便利な交通手段なので、ぜひ乗って100年以上の歴史を感じてください。 
 

湯の川温泉街

湯の川温泉

ここからは、函館市電で行けるオススメの観光スポットを2つ紹介しましょう。まずは、湯の川温泉街です。数多くの名湯が集まる温泉街ですが、やはり注目は湯の川温泉でしょう。湯の川温泉は1653年に開湯しました。
  

温泉が開かれたきっかけは、当時の松前藩主(まつまえはんしゅ)・高広が難病にかかったことです。彼の容体は悪化するばかり。そんな時に高広の母親が、高広を温泉に連れていけば病気が完治する、というお告げの夢を見ます。そのお告げに従い、高広は松前城の東にあるお湯に連れていかれ、見事に病気が治ります。
  

お礼に松前藩が薬師堂を再建して、鰐口(わにぐち)と呼ばれる仏具の一種を奉納したことで湯の川温泉が始まったのです。湯の川温泉街の目の前には津軽海峡が広がり、景色も絶景。温泉街の周りには歴史ある建築物や修道院もありますよ。
 

五稜郭

五稜郭タワー

続いての観光スポットは、あの偉人とゆかりのある場所。それが五稜郭(ごりょうかく)です。五稜郭は箱館戦争の舞台。そう、新選組の土方歳三が戦死した場所でもあります。そのため、五稜郭エリアは土方歳三ファンはもちろん、多くの方を集める函館定番の歴史スポットなのです。

五稜郭タワーからの眺望

五稜郭タワーからは、五稜郭エリア一面を眺めることができます。タワー内には土方歳三のブロンズ像も設置されているので、一緒に記念撮影するといいですね。星型の五稜郭公園は、歴史を感じるのにぴったりな場所。公園内には樹齢およそ150年の赤松もあれば、江戸時代後期に建設された箱館奉行所(ぶぎょうしょ)もあります。

五稜郭 箱館奉行所

箱館奉行所は幕末の警備と外交交渉を担った重要な場でした。五稜郭エリアは日本の歴史を語るうえでは欠かせないスポットです。ぜひ訪れて、歴史の重みを感じてみてください。
 

やっぱり海産物がうますぎる!

五島軒本店 レストラン雪河亭 カレー(函館市観光協会HP)

函館ならではのグルメと言えば、函館カレー。函館には歴史あるカレー屋がたくさんあります。代表的なのが、明治12年に創業した五島軒。初代料理長五島英吉は土方歳三と共に五稜郭で戦ったこともある人物です。戦いの後はロシア料理を学びましたが、当時の函館の人々はロシア料理ではなくフランス料理を好む人が多かったそうです。そのため、五島軒もまた仕方なくフランス料理にシフトチェンジします。

そんな老舗洋食レストラン五島軒のカレーは返礼品にあります。肉と野菜の旨みが詰まった昔ながらのカレーは大人気。もちろん、その他のレストランのカレーも用意されています。

五島軒 カレー詰合せセット (寄附金額:20,000円)

イギリス風カレー(中辛)4号缶400g・インド風カレー(辛口)4号缶400g・フランス風カレー(甘口)4号缶400g・函館カレー中辛200g×3・究極の函館カレー210g×3

 

はこだてビール(函館市観光協会HP)

次に紹介するのは、はこだてビール。函館山の地下水を使って製造しているビールは、フルーティーな香りが特徴です。なんと、毎日地下水をくみ上げに行くこだわりよう。水のこだわりから、香りづけ、そして色付けまで丁寧に行われています。様々な種類のはこだてビールの飲み比べセットが返礼品で楽しめます。

はこだてビール 飲み比べ4種セット (寄附金額:10,000円)

330ml×4(ヴァイツェン,アルト,エール,ケルシュ 各1)

 

海産物(函館市観光協会HP)

忘れてはいけないのが、海産物です。津軽海峡、噴火湾、太平洋でとれる海の幸は贅沢なひと時を演出します。ほたて、毛ガニ、アワビ、ウニ、いくらの生鮮品はもちろん、イカの塩辛やいかそうめん、たこしゃぶといった加工食品もたくさんあります。函館に行けなくても、新鮮な海産物を堪能できるのは嬉しいですよね。

厳選函館海の幸セット(冷凍) (寄附金額:30,000円)

開ほっけ2枚・干宗八かれい1枚・甘塩秋鮭切身4切・一夜干しいか2枚・いくら醤油漬170g

 

全国初!寄付金で原発建設差し止め

函館の夜明け

函館市はふるさと納税の寄付金を主に以下6つの用途で使用します。
  

・美しいまちづくり
函館市には歴史ある建築物が多数残っています。それらの建築物の保全と異国情緒ある町並みを未来へ残す取り組みです。
・産業の振興
・福祉の充実
・子育てと教育環境の充実
・函館市全体のため
・大間原子力発電所の建設凍結のため
  

注目は、大間原子力発電所の建設凍結です。函館市は、福島原発事故がきっかけで、新たな原発の建設は中止すべきだと考えています。しかし、函館市のすぐ近くにある青森県大間町では大間原発建設が進められています。函館市は大間原発建設を中止するために、訴訟を起こしたのです。そして、その訴訟費用に寄付金が使用されています。
  

もちろん寄付金の使い道は自分で選ぶことができます。函館市の考えに賛同する方は、大間原子力発電所の建設凍結のために寄付をすればいいですね。
  

日本の歴史上、西洋文化をいち早く取り入れたのが函館市です。そのため、街には外国を思わせる建物がたくさん残っており、さらに日本の歴史も感じることができます。函館は訪れて初めて、その魅力に気づくことができます。機会があれば、ぜひ函館を訪れてみてください。

北海道函館市 ふるさと納税

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