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海外でも大人気!「安芸の宮島」で有名な広島県廿日市市の魅力は?

2018.03.28

広島県廿日市市(はつかいちし)は、海外でも有名な「安芸の宮島(あきのみやじま)」と呼ばれる「厳島(いつくしま)」を擁する人気の観光スポット。
ふるさと納税の返礼品では、日本一の生産量を誇る牡蠣が人気を呼んでいます。
食べものだけでなく、由緒ある返礼品も!
早速、廿日市市の詳細とふるさと納税の魅力に迫ってみましょう。

年間観光客400万人!広島県廿日市市とは?

廿日市街並み越しの瀬戸内海 宮島

廿日市市は、広島県の西部に位置しています。瀬戸内海に面した水と緑豊かなまちで、海外ゲストからも人気の高い、国内有数の観光スポットです。
廿日市市の歴史は古く、旧石器時代や縄文時代、弥生時代の石器や土器なども発掘されています。
ちなみに廿日市という市名は、鎌倉時代に毎月20日「市(いち)」が開催されていたことに由来しているのだそうです。市とは、特定の場所に大勢の人が集まって、物資の売買などを行うことですね。
  

廿日市市の面積は489.4km²、広島県の約17%を占めています。
一方で人口は、約12万人。
廿日市市と同程度の面積がある福岡県北九州市の人口が約95万人であることと比べると、何となくのんびりしたまちだと想像できるのではないでしょうか?
  

しかし、人口約12万人の廿日市市は、国内外からの観光客でにぎわいを見せています。
それは、あの有名な世界遺産を擁していることが大きな理由です。
 

厳島神社

有名な世界遺産とは、「厳島」のこと。
厳島は宮島とも呼ばれていて、宮城県の松島、京都府の天橋立と並び、日本三景のひとつに数え上げられています。
厳島は瀬戸内海に浮かぶ面積約30㎢の島で、平成29年には420万人を超える観光客が訪れました。
厳島の人口は約1,700人ですので、単純にいえば、毎日住民以上の観光客が訪れている計算となりますね。
 

初詣の宮島

1996年に、厳島にある「厳島神社」と前面の海、背後にそびえる「弥山(みせん)の原生林」などが世界遺産登録されました。
厳島神社は、推古天皇が即位した593年に創建されたと伝えられています。
島自体が崇拝の対象となっていて、陸地だと恐れ多いことから、厳島神社は潮が満ち引きする場所に創建されたとも言い伝えられています。
 

宮島 大鳥居

平安時代に平清盛が崇拝したことにより、厳島神社は大きく発展を遂げていきます。
清盛は1168年、海に浮かぶ社殿などを現在の姿に修造しました。
平家が権力を増大するにつれ、1174年には後白河法皇、1180年には高倉上皇が御幸し、都の文化がもたらされます。
 

厳島神社は潮の満ち引きによって、大きく表情を変えるのも特徴です。
潮が満ちているときには、海に浮かんでいるかのような神秘的な景観に。
潮が引いてくると、厳島神社のシンボルともいえる大鳥居まで徒歩で渡ることができます。
  

神社内には本殿や舞台、橋、回廊などの見どころが盛りだくさん!
多くが国宝や国の重要文化財に指定されていますので、一生に一度はご自身の目でご覧いただくのがおすすめです。
 

厳島では毎年8月に、宮島水中花火大会が催されます。
その名の通り水中で開催される花火大会で、厳島神社と織りなす絶妙なコントラストを楽しめます。
フォトジェニックな花火大会なので、国内外の写真愛好家からも人気を呼んでいますよ!
 

厳島神社から徒歩10分くらいの場所にそびえるのが、「大聖院(だいしょういん)」。
宮島で最も歴史が古い寺院だと伝えられていて、真言宗の開祖として知られる空海が創立したといわれています。
 

大聖院の五百羅漢

大聖院は、仏教になじみがない人にも楽しめるエンターテイメント性がある寺院。
いろんな表情のお地蔵さんがいたり、精神修養ができる戒壇(かいだん)めぐりがあったり、理屈抜きで楽しめると評判です!
 

せっかく宮島を訪れたなら、弥山の自然にも触れてみましょう。
弥山は厳島神社のバックにそびえる、標高535mの山。
宮島は古くから崇拝されていたこともあり、ほとんど開発されていない、ありのままの自然が残っています。
世界遺産に登録されている原生林だけでなく、タヌキなどの野生動物も生息しています。
 

宮島のロープウエーと瀬戸内海

弥山の山頂を目指すには、4つのルートがあります。
3つは登山ルートですが、時間を短縮したいならロープウェイがおすすめですよ。
眼下に弥山の美しい景観を眺めながら爽快な空の旅を楽しむことができます。
山頂までロープウェイで上ったあと、辺りを散策してみるのもアリですね!
 

消えずの火

弥山には、弘法大師の修行場である弥山本堂があります。
本堂の目の前に置かれた霊火堂にあるのが、弥山七不思議のひとつ「消えずの火」。
806年に弘法大師(空海)が修行したときの火が燃え続けていて、広島平和記念公園に灯る「平和の灯火」の元火ともなりました。
 

弥山 くぐり岩

こちらは、「くぐり岩」と呼ばれる、自然が作り出した巨岩のアーチ。
弥山の山頂付近には、神秘的な奇石がたくさんあります。
 

弥山山頂の奇岩

弥山山頂展望台にも神秘的な奇石があります。
展望台からは、360度のパノラマビューを楽しめます。
天候に恵まれれば、四国に連なる山々まで眺めることができますよ!
 

日本有数の観光名所!廿日市市で人気の返礼品とは?

広島産の「地御前かき」

じごぜん 生かき(廿日市市ふるさと納税)

広島県は、日本一の牡蠣の生産地として知られています。
なんと、日本における牡蠣生産量の約7割を占めているのです。廿日市市で人気のある返礼品は、もちろん新鮮な牡蠣。
なかでも、宮島の対岸にある地御前(じごぜん)で採れた「地御前かき」は、広島の牡蠣のなかでも、大粒で高品質なのが特徴です。
  

廿日市の地御前かきは、贅沢にも殻付きのまま発送してくれます。
期間は冬場に限られていますので、逃すことなく申し込みしましょう!

牡蠣を使った加工品

赤ワインに合う燻製牡蠣のオリーブオイル漬け(廿日市市ふるさと納税)

廿日市市では牡蠣そのものだけでなく、牡蠣を使った加工品も返礼品として提供しています。
廿日市市産の新鮮な牡蠣を使用していますので、ぷりっぷりの食感に仕上がっています。
牡蠣のオリーブオイル漬けは、赤ワインにぴったりな燻製の牡蠣。白ワインに合う、ガーリック漬けの牡蠣の加工品も提供していますよ!

広島牡蠣のオイル漬け3点セット (寄附金額:10,000円)

・白ワインに合う牡蠣のガーリックオイル漬け:100g(牡蠣6粒)×1箱
・赤ワインに合う燻製牡蠣のオリーブオイル漬け:90g(牡蠣6粒)×1箱
・白ワインに合う牡蠣のバジルソース:100g(牡蠣6粒)×1箱

廿日市じごぜん牡蠣カレー(廿日市市ふるさと納税)

こちらは、地御前かきを、とろっとろになるまで煮込んだカレー。
見た目だけでも、かなり食欲をそそりますね!
スープにも牡蠣の風味が染みわたっていて、ご家庭とは全く違うカレーを楽しむことができます。
賞味期限が2年近くありますので、返礼品に迷ったらぜひオーダーしてみてください!

牡蠣粉末飼料で育てた「瀬戸もみじ」

瀬戸もみじ鍋セット(廿日市市ふるさと納税)

廿日市市で人気があるのは、牡蠣の返礼品だけではありません。
「瀬戸もみじ」は、広島県産の牡蠣殻粉末を飼料に配合して育てられた豚肉。
牡蠣の殻には、良質なミネラルやアミノ酸が豊富に含まれています。
瀬戸もみじはあっさりしているなかにも、お肉本来のジューシーさがあるのが特徴です。
クセがなく主張しすぎない味わいなので、野菜炒めや鍋物などにぴったりです。

「瀬戸もみじ」の鍋ものセット (寄附金額:15,000円)

・瀬戸もみじ豚背ロースうす切り:300g×1パック
・瀬戸もみじ豚肩ロースうす切り:300g×1パック
・瀬戸もみじ豚バラうす切り:300g×1パック
・鍋スープ(みそ味/濃縮タイプ)500g×1袋<4-5人前>
・鍋スープ(しょう油味/濃縮タイプ)500g×1袋<4-5人前>

世界に誇る「熊野化粧筆」

熊野化粧筆「凛」3本セット(廿日市市ふるさと納税)

熊野化粧筆「凛」3本セットは、G7広島外相会合政府代表団への記念品として贈られた由緒正しき逸品です。
軸は、廿日市市が誇るけん玉メーカーが製造しています。実は廿日市市は、けん玉発祥の地としても知られているんです。
  

ギフト箱は世界各地から広島平和記念公園に寄せられた折り鶴の再生紙で作られています。
ブラシは、山羊とリスの毛でできていて、柔らかくて自然なメイクができあがるのが特徴です。
 

熊野筆 晃祐堂「凛」2本セット (寄附金額:25,000円)

・チーク(山羊毛)
 形状:丸平
 出穂:37mm
 全長:165mm

・アイシャドゥ(灰リス)
 形状:丸平
 出穂:14mm
 全長:144mm

 

廿日市市への寄付金の使い道とは?

廿日市市への寄付金の使い道は、細かく選ぶことができます。
  

1.世界文化遺産を擁する宮島の自然や文化財の保護と観光振興に関する事業
2.けん玉や伝統的工芸品などの地域資源の活用に関する事業
3.中山間地域のまちづくりを推進する事業
4.子ども・子育て支援に関する事業
5.福祉・医療の充実や健康づくりの支援に関する事業
6.教育の充実・教育環境の整備に関する事業
7.環境美化や環境保全活動の推進に関する事業
8.スポーツの振興と文化の継承に関する事業
9.その他、市が実施している事業
  

観光地として人気がある廿日市市ですが、実は財政難に苦しんでいます。
宮島への観光客は増加しているのですが、宿泊者が少ないために、経済効果はあまりないのだそうです。
そのうえ人口減と少子高齢化により、税収が落ち込み社会保障費は膨張しています。
世界的な観光名所としてゲスト用のトイレや看板を設置したくても、思うように設備を整えられないのが実情なのだそうです
。観光客が多くても、必然的に市の財政が潤うというわけではないのですね。
ふるさと納税で「世界文化遺産を擁する宮島の自然や文化財の保護と観光振興に関する事業」を指定して、伝統ある美しい景観維持にひと役買ってみませんか?

広島県廿日市市は、世界的に人気のある厳島(通称宮島)を擁するまち。
年間400万人の観光客が訪れるにもかかわらず、財政は厳しく、宮島への入島税も検討しているのだそうです。
伝統と歴史あるまちが、人口減や高齢化によって廃れてしまったら、あまりにも悲しすぎますね。
廿日市市にふるさと納税をして、宮島の美しい景観と伝統維持に貢献してみませんか。

広島県廿日市市 ふるさと納税

広島県廿日市市へのふるさと納税はチョイスよりお申込頂けます。

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