大阪府和泉(いずみ)市は都会の顔と田舎の顔を持つ町。
市内からは数多くの古代石器が発見されているので、歴史ロマンあふれる町としても有名です。
今回はそんな和泉市の概要と観光スポット、3つの人気返礼品、そしてふるさと納税寄付金の使い道までご紹介します。
歴史ある「トカイナカ」和泉市
和泉リサイクル環境公園
大阪府和泉市はとても長い歴史を持つ町です。
市内では、旧石器時代の石器が数多く発見されています。
また弥生時代の集落遺跡である池上曽根遺跡(いけがみそねいせき)は、全国有数の大きさを誇ります。
コダイくん・ロマンちゃん(和泉市HP)
和泉市のイメージキャラクター、コダイくんとロマンちゃんは池上曽根遺跡の「いずみの高殿(たかどの)」と「やよいの大井戸」が発掘されたことをきっかけに現代にタイムスリップしました。
なんとも可愛らしいキャラクターですよね。
長い歴史を持つ和泉市は、現代では「トカイナカ」の町となりました。
「トカイナカ」は都会と田舎の造語。
つまり都会のような利便性があり、田舎のような豊かな自然や人とのつながりがある町ということです。
市の公式サイトでは2人の動画視聴や、ペーパークラフトのダウンロードができます。
住みやすくて歴史もある和泉市。
そんな和泉市には全国から人を集める観光スポットもあるのです。
今回は厳選して2つの観光スポットをご紹介しましょう。
施福寺(せふくじ)
施福寺の紅葉
施福寺は和泉市のパワースポット。
槇尻山(まきのおさん)に位置する天台宗のお寺です。
西国三十三所巡礼(さいごくさんじゅうさんしょじゅんれい)をご存知でしょうか?
キリスト教やヒンドゥー教の巡礼の旅は有名ですよね。
西国三十三所巡礼の基本的な考えはほかの宗教と同じです。
異なる点は、特定の地域の中にある聖地の数を限定して巡る旅という点だけ。
槙尾山 施福寺
西国三十三所巡礼は、日本の巡礼の中でも最も歴史が古く、最も参拝者の多い巡礼です。
施福寺は西国三十三所巡礼の一つ。本堂にたどり着くまでに、1㎞にも及ぶ急な階段を上らなければならないことから、三十三所の中で最も厳しい巡礼とも言われます。
本堂までの道こそ少し厳しいですが、眺めは素晴らしいです。
施福寺と槇尻山は大阪みどりの百選にも選ばれています。
東には金剛山、北には大阪湾があり、春は桜、夏は青々とした緑、秋は紅葉、冬は雪山を楽しめるかもしれません。
境内には空海(弘法大師)が剃髪(ていはつ)した場所とされる愛染堂(あいぜんどう)、愛染明王像(あいぜんみょうおうぞう)、馬頭観音(ばとうかんのん)等の歴史ある立派な作品が数多くあります。
見どころ満載で、心も清められるはずですよ。
和泉リサイクル環境公園
和泉リサイクル環境公園
和泉リサイクル環境公園は、もともと産業廃棄物の埋め立て地でした。
その後、埋め立て地の役割を終え、公園になっています。
埋められた廃棄物は何種類もの土やシートで厳重に保護されているため、漏れ出す心配はありません。
リサイクル公園だけあり、施設内の機材や資源のほとんどはリサイクル品です。
環境公園には花の農場があります。四季折々の花、ハーブ園、ケヤキ林、そして日本庭園まであるのです。
この花の農場で収穫したラベンダーを使用したポプリ作りが大人気!
ラベンダーオイル、巾着、スティックなどを化学薬品無添加の天然ラベンダーで作れます。
香りの良さはもちろんのこと、香りが長続きすると好評を得ています。環境公園に訪れたら、ぜひポプリ作りを行ってみてください。
人気返礼品は自慢のパール
和泉市に寄付をすることで返礼品を受け取れます。
和泉市は数多くの返礼品を取り揃えており、どれを選べばいいのか迷う方もいるはずです。
そこで今回は和泉市人気の返礼品3選をご紹介しましょう。ぜひ参考にしてください。
いずみパール
いずみパール(和泉市観光協会HP)
いずみパールは別名「貝パール」とも呼ばれます。
名前から予想できるように、和泉市の特産品です。
いずみパールは、イミテーションパール(人工真珠)です。
核となる物質にコーティングを施して、見た目は本物と変わらない真珠を人工的に作っているのです。
現在のいずみパールの原型が完成したのは大正時代のころ。
大正時代にガラス玉を原玉(核)とする真珠が作られ、その後プラスチックの原玉や貝核を原玉とした貝パールが作られるようになりました。
熟練の職人が作るいずみパールは日本を代表するアクセサリーとして、欧米各国をはじめとする世界中で愛されています。
そんないずみパール製品をふるさと納税で受け取れるのです。
いずみパール9mmネックレス4点セット 化粧箱付 (寄附金額:11,000円)
貝パール9mmネックレス:全長約43cm
貝パール9mmイヤリング
貝パール9mmピアス
貝パール9mmペンダント
体験イベント
阪九フェリー(和泉市ふるさと納税)
数量限定や期間限定が多いですが、体験イベントが出品されていることがあります。
いちご狩り、お食事券、そして人間ドッグまであるのです。
注目の体験イベントは、数量限定の阪九フェリーで行く旅。
なんと返礼品で旅までできちゃいます。
阪九フェリー新造船で行く和泉市ドライブ旅 (寄附金額:101,000円)
数量限定 ペアチケット
阪九フェリースタンダード洋室往復利用代 他
タオル
和泉市は繊維の町として昔から有名です。
和泉市も属する泉州地方は綿スフ織物産地で、国内四大原産地の一つなんですよ。
そんな和泉市で作られるタオルは体にも環境にも優しくて、肌触りの良いものばかり。
今までこだわりなくタオル選びをしていた方は、和泉市のタオルを使うときっと驚くはずです。
毎日使うものだからこそ、こだわってみるといいかもしれませんね。
ハニカムガーゼ タオルセット (寄附金額:11,000円)
大判バスタオル(約70×130㎝)×2枚
フェイスタオル(約34×83㎝)×2枚
寄付金で誰もが住みやすい町作りを
和泉市はふるさと納税の寄付金を活用して様々な取り組みを行っています。平成27・28年に実施されたのが、「いずみあいさつ運動にかかるのぼり旗の作成」です。和泉市では、毎月11日は「あいさつ運動」の日になっています。
各学校と地域が協力してあいさつ運動を実施するために、のぼり旗を製作しました。
またデイサービス支援事業、防犯カメラの設置、市立病院に血管年齢測定器を導入するなど、バランスよく寄付金を活用しています。
どの取り組みも和泉市を良くするためのもの、そして和泉市に住むすべての人々の生活を向上させるためのものです。
大阪府和泉市は都会の良さと田舎の良さが混じり合った市。
市内には数多くの観光スポットがあり、自慢の産業も多々あります。
和泉市を満喫するためにも、ぜひ一度町を訪れてみてください。
難しい方は、ふるさと納税の返礼品で和泉市を感じることができますね。