北海道のふるさと納税では毎年三指に入る自治体、それが上士幌町(かみしほろちょう)です。
町の名前を聞くと「和牛」に「アイスクリーム」と、とにかく食べ物を思い浮かべてしまう方は、上士幌町の魅力にもう一歩踏み込んでみませんか。
雄大さとノスタルジーを感じさせる「旧国鉄士幌線めぐり」は、鉄道オタクでなくとも一度は足を運んでおきたい絶景です。
北海道のふるさと納税開拓者!上士幌町
初夏のナイタイ高原
北海道にある上士幌町は、ふるさと納税ファンなら一度は名前を耳にしたことのある自治体です。
と言うか、
「ふるさと納税が好きでさ、毎年欠かさずやっているんだよね~」という通が上士幌町を知らないのは、ちょっと・・・いえ、かなり恥ずかしいレベルです。
「上士幌町を知らない人は通じゃないです」と断言できるレベルです。
それだけ、ふるさと納税における知名度が通った市町村こそが上士幌町なのです!
ふるさと納税の北海道編では、ほぼ毎年トップ3に入っています。
人口約5千人の小さな町です。
しかし2015年時点で既にふるさと納税先として人気が出ており、10億円ほどの額を寄付で集めることに成功しています。
スタートダッシュが早く、自治体の公式サイトもいち早くスマートフォン対応にリニューアルしました。
また、他の自治体が
「振り込み以外方法がないよ!ごめんね!」
「ふるさと納税?何それ美味しいの?」
と足踏みしている間にクレジット決済を取り入れてしまうなど、
北海道の豪雪を物ともしない疾走ぶりを見せました。
寄付者もやはり雪の中にポツンと「うちの寄付どうぞ」という看板があるだけの自治体より、
丁寧に雪よせして「道は作っておきました、ウェルカム」な自治体にふらっと行ってしまうのは道理です。
もちろんこの整備をしてウェルカム作戦はレジャーにも言えることです。
目玉があっても、道のりがしんどい場合は人間やはり楽な方に流れてしまうというもの。
上士幌町は先見の明で、IT整備やサービスで一歩抜きん出た自治体でした。
返礼品の魅力から旧国鉄士幌線めぐりへ
朝日に照らされた紅葉の三国峠
サイトやサービスが整備されていても、ふるさと納税の返礼品に魅力がなければ約10億円の寄付が集まるわけがありません。
上士幌町の返礼品には、現在のふるさと納税返礼品に対して舌の肥えた寄付者も唸る魅力があります。
上士幌町の返礼品として特に人気があるのは牛肉と乳製品です。
牛肉は普段の食卓でも「間違いなし!」という食材です。
お祝い事などでは、ワンランク上の霜降り牛肉などがあると家族のテンションが爆上がりします。
乳製品も、チーズはワインのお供になりますし、アイスは子供のおやつになります。
大人から子供まで大喜びの食材が、上士幌町にはずらずらずらっと並んでいるわけです。
こんなお肉とか、
十勝ナイタイ和牛焼肉 (寄附金額:12,000円)
肩・モモ・バラから310g
【賞味期限】製造日から冷凍で30日
こんな乳製品。
アイス工房ドリームのジェラートセット (寄附金額:10,000円)
100ml×14ヶ
(ミルク4ヶのほか、北海道の素材を使ったフレーバー5種を各2ヶずつ詰め合わせ)
※フレーバーの指定はできません。
「美味しいですよね、言われなくてもわかります」という感じです。
画像を見ただけで、(´º﹃º`) になりますよね。
気づいた時にはもう寄付ボタンを押しているわけです。
よっくわかります。
上士幌町ブランドにはそれだけの魔力があります。
上士幌町の凄いところは、ふるさと納税で「美味しい」「嬉しい」をゲットした自治体外の方のために、通販サイトを即座に作ってしまったところです!
鮮度抜群の感情に対し利便性の高い通販サイトを作ることでリピーターをどんどん作ることができる。
この試みは凄いです。
ふるさと納税から地域活性に繋げることのできる素晴らしい方法ではないでしょうか。
そんなふるさと納税においては先進的かつサービスが抜群な上士幌町には、「古き良き」と「ノスタルジック」も同居していることをご存知でしょうか。
ふるさと納税で上士幌町への寄付をぽちっとした方には、さらにもう一歩、魅力的なところに踏み込んでいただきたいなと思うのです。
春が来ればやがて大型連休のGWがやって来ます。
上士幌町のノスタルジックの代表格たる「旧国鉄士幌線めぐり」は、寒さが和らぎ雪もなくなるGWにぴったりの旅行先なのです。
幻想と建造物の調和!旧国鉄士幌線めぐり
旧士幌線 幌加駅跡
上士幌町は旧国鉄時代に士幌線という電車の路線が通っていました。
1987年に全線廃線となり、当時の線路や鉄道橋が残るのみとなっています。
この現存する路線の橋や線路は上士幌町の景観の一部として、見る者の心を惹きつけると評判です。
路線は保守されているわけではなく、現在は風化を待つばかりです。
自然と一体となった鉄道橋群を見ることができるのは「今」しかありません。
北海道は雪の多い地域ですから、鉄道の跡を巡るのは雪のないGWにぴったりなのです。
旧士幌線 五の沢橋梁
日本人は散る桜や風化する建造物にロマンを感じる国民性だと言われます。
滅びの美学というやつです。
咲いている桜も美しいけれど、散り様の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
また、風にはらはらと舞う桜の花びらには潔さや、終わりへと向かう儚い美が感じられます。
廃線も、少しずつ朽ちて行く様子に、日本人はたまらなく惹かれるようです。
かつては賑わい、北海道の大地を走っていた鉄道。
「朽ちる」「風化する」建造物を見ると、そこに過去と現在が交錯するように感じられ、心得がなくても一句読んだり、写真を撮りたくなったりしてしまうことでしょう。
こう、旧国鉄士幌線には、そんなロマンと幻想が感じられ、一度見たら
「もう一度行きたくなった」
「疲れた時にふっと見たくなる」
という方が多いようなのです。
これは、士幌線の光景が美しいからというだけでないのでしょう。
どこか懐かしいような切ないような、日本人の感性的に上士幌町のふるさと納税返礼品と同じくらいの美味しさを「心」に感じるからではないでしょうか。
タウシュベツ橋梁
現存する鉄道橋の中でも独特の形をした「タウシュベツ川橋梁」は、絶景ポイントとして特に幅広い年代に人気があります。
画像の、星空をバックにした橋がタウシュベツ川橋梁です。
いかがですか。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のような幻想を感じませんか。
同時に、朽ち行くものへのノスタルジーを覚えませんか。
この情景一つがまるで物語のようです。
「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」は北海道遺産にも指定されている名所です。
風化が進んでいるため「今年のGWだけの光景」になることでしょう。
来年はさらに風化が進み、同じ景色でありながらまったく違った光景になります。
ぜひ、カメラを手に旧国鉄士幌線を巡ってみてください。
雄大な自然と素敵なふるさと納税返礼品が魅力の上士幌町は、ゴールデンウィークのレジャーにもってこいの地域です。
人間は忙しい日々に癒しを求めるものではないでしょうか。
ぶらっと路線巡りの旅をして、幻想的かつ雄大な景観にがっつり癒されてください。
上士幌町には8月にバルーンフェスティバルというお祭りもあります。
空から雄大な自然を眺めることができる、自治体屈指のお祭りです。
空と大地はあなたの心に癒しという名の魔法をかけてくれるはず。
GWにバルーンフェスタの下見がてら旧国鉄士幌線めぐりをするのもグッドです◎
北海道のふるさと納税開拓者にして絶景スポット自治体である上士幌町を要チェックです☆