高校生の柔軟なアイデアから生まれた製品が返礼品に!5つの例を紹介
2018.08.21
目次
最近はマーケティングや製開発に、高校生のアイデアが取り入れられることが増えています。
なかには、地元の新たな土産物として注目を集め、ふるさと納税のお礼の品としても選ばれるケースも。
今回は高校生が開発した製品が返礼品に選ばれたケースを5つご紹介します。
1.岐阜県関市:高校生のアイデアを元にした「日本刀アイス」
岐阜県関市は「関の刃物」といわれるほど刃物が有名で、お礼の品に刃物が導入されてからは、ふるさと納税額が大幅にアップしています。なかでも特に注目を集めているのが「日本刀アイス」です。
日本刀アイスは、岐阜県内の学生を対象に開催された「ジュニアビジネスプランコンテスト」で市長賞を受賞した高校生のアイデアを元に、関市内の企業や和菓子店が共同開発した製品です。
既に市内の刃物店やサービスエリアなどで販売中ですが、ふるさと納税の返礼品にも登場。
ユズとこしあん味の1振りずつ、2本セットが8,000円以上の寄付で申し込めます。
刀匠(第26代・藤原兼房さん)が設計監修している本格的な形のアイスで、長さ26cm・重さ90g。
溶けにくいように葛がベースとなっており、上之保産のユズ成分などを混ぜて作られています。
柄と刀身に入っている芯はプラスチック製で食べられませんが、鍔はチョコレートコーティングされたクッキーです。
日本刀アイス 上之保ゆず&こしあん (寄附金額:8,000円)
上之保ゆず味 1本・こしあん味 1本
合計2本
2.千葉県船橋市:スポーツ名門校が開発に携わったスポーツドリンク
千葉県船橋市にある市立船橋高校は、サッカーなどのスポーツ名門校として知られています。
アスリートの目線に立ち、商業科生徒が企業と共同開発したスポーツドリンク(粉末)が船橋市のお礼の品としてラインナップされ、フレーバー、ネーミングやデザインなどすべてを高校生が考えたそうです。
船橋と言えば梨の産地として有名です。
一時期大人気となったゆるキャラの影響でご存知の方も多いかもしれませんね。
このスポーツドリンクも船橋らしく梨のフレーバーになっていて、さっぱりとした味わいで運動中・後の水分補給に最適。
1万円以上の寄付で、1リットル用×5袋入りの箱が5つ申し込めます。
市立船橋アスリートウォーター (寄附金額:10,000円)
【ふなばし産品ブランド・梨飲料】
5箱セット
※1箱(30g(1L用)×5袋)
3.鹿児島県いちき串木野市:高校生が育てた黒豚を使った製品
鹿児島県いちき串木野市にある市来農芸高校では、鹿児島黒豚のブランド維持・発展の研究活動を行っています。
過去5年間で約120頭の種豚が活躍し、3万頭以上が市来農芸高校ブランド「金の桜黒豚」として生産されています。
この桜黒豚を使った
- ・ハンバーグ
- ・しゃぶしゃぶ用のスライス肉800g
- ・電子レンジでチンするだけで食べられる豚丼セット
などがそれぞれ1万円以上の寄付で申し込めます。
金の桜黒豚 (寄附金額:10,000円)
豚丼・ハンバーグなどの加工品の他、しゃぶしゃぶ用のロース肉やバラ肉もございます。
4.長崎県長崎市:歴史的な名所「出島」をイメージしたバウムクーヘン
長崎県長崎市では、地元の高校生と洋菓子店が、歴史的な名所「出島」をイメージした扇形のバウムクーヘンを共同開発しました。
ホワイトチョコでコーティングされていて、6個入り×3箱が8,000円以上の寄付で申し込めます。
出島クーヘン (寄附金額:8,000円)
6個入×3箱
5.石川県珠洲市:景勝地「見附島」をイメージしたケーキ
石川県珠洲市では、地元高校生のアイデアが形になった、地元の景勝地である見附島をイメージしたケーキが返礼品として選べます。
見附島は珪藻土で構成されており、上だけが緑に覆われている特徴的な形から「軍艦島」とも呼ばれています。
そんな島の形をイメージしたこのケーキは、定番のモンブランに似た形状です。
珠洲市の特産品である能登大納言や能登えびすかぼちゃ、大浜大豆などが原材料に使われています。
ケーキ6個入りが1万円以上の寄付で選べます。
すずみつけーき (寄附金額:10,000円)
6個
※賞味期限は解凍後2日間
高校生の柔軟なアイデアが地域活性化に活かされる
このほかにも、地元産の食品をメインに使った素材にこだわりのあるレトルトカレーなど、高校生が考えた製品は地域振興の新たな名産品として次々と登場しています。
ふるさと納税のお礼の品としても注目度大です。
これからも高校生の柔軟なアイデアから素敵な製品が生まれ、自治体の活性化に活かされるのが楽しみですね。