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日本の都の食事を支えた御食国、福井県小浜市

2017.10.22

福井県小浜(おばま)市は古来日本の都、京都に食材を届けていた御食国(みけつくに)でした。その面影は今でも濃く残っており、海の幸と山の幸に恵まれています。また、ひとたび街を見渡すと、1,500年という長い時間をかけて発展した文化や建物が目に入ることでしょう。今回は小浜市の魅力、人気返礼品、そしてふるさと納税寄付金の使い道を紹介します。

約1,500年前の歴史が残る小浜市

小浜 三丁町

福井県の南西部に位置する小浜市。町の北部は国定公園に指定された若狭湾(わかさわん)に面しています。そんな小浜市は、奈良時代以前からある重大な役割を担っていました。それが「御食国として、若狭湾で採れた新鮮な海の幸を京にいる天皇家の食料として送る」ということです。

平安時代には海上交通の中心地となり、多くの人やモノ、そして文化が小浜市に入ってきました。約1,500年間で築いた文化の面影は現代にも色濃く残っています。小浜市から京の都までつながる道を歩いていると、約1,200年前に建設された平安時代の仏像や鎌倉時代のお寺などを見ることができます。

小浜市に関する面白い事実をひとつ挙げるならば、小浜市は象が初めて日本にやってきた町ということです。1,408年、当時の将軍足利義持(あしかがよしもち)への贈り物として珍しい動物を積んだ南蛮船(なんばんせん)が小浜市にやってきました。その南蛮船の中にいたのが、当時日本未上陸だった象だったのです。

日本の歴史と文化を十分に感じることができる小浜市には、数多くの観光スポットがあります。今回は厳選して3つの観光スポットを紹介しましょう。

蘇洞門

まず紹介したいのが、蘇洞門(そとも)です。アメリカ合衆国の大手テレビ局CNNが行った「日本の最も美しい場所34選」に選ばれました。海外からも大きな注目を集める蘇洞門とは、小浜市にある海岸景勝地の総称です。全長6㎞にわたる景観は、長年をかけて波が岩にぶつかって、自然とできました。江戸時代に描かれた絵「小浜城下蘇洞門景観図」に蘇洞門の様子が描かれていることから、江戸時代にはすでに完成していたことが分かります。

夫婦亀岩

周遊船に乗ると、自然が作り上げた大迫力の光景を楽しめます。イースター島のモアイ像のような形をした鎌の腰、亀が亀をおんぶしているように見える夫婦亀岩、そして糸のようにまっすぐに水が落ちていく白糸の滝など見どころ満載です。

旭座(浜市まちの駅HP)

次に紹介するのは、小浜市まちの駅(旭座)です。旭座(あさひざ)は、明治時代に建設された芝居小屋を復元したものであり、小浜市指定文化財となっています。現存する近代芝居小屋は全国で30数か所しかなく、旭座は非常に貴重な文化遺産です。現在もさまざまなイベントが開催されているので、旭座で非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか?
  

また、まちの駅には自転車貸し出しを行うレンタサイクルコーナーがあり、観光情報提供も行っています。歴史ある小浜市を自転車で観光するのもいいですね。フードコーナーでは海産物をはじめとする町の名産品を楽しめ、特産品も購入できます。小浜市観光の拠点と言っても過言ではないので、旅行のスタート地点として訪れてみるのもいいですね。

鯖街道

最後は、日本文化遺産第一号の「御食国若狭と鯖街道(みつけくにわかさとささばがいどう)」です。

熊川宿

御食国、そして海の街として小浜市と都をつなぐ街道は、大きく繁栄し独自の文化や伝統を築き上げました。

熊川宿

街には江戸時代や明治初期に建てられた建物が残っており、道を歩いているだけで、約1,500年の歴史を感じることができます。

御食国ならではの豪華食材が人気返礼品

小浜鯖 刺身(若狭おばま観光協会HP)

小浜市の人気返礼品は、古代日本の都を支えた食材です。若狭湾でとれる海の宝たち、福井の土地でとれる山の宝たちは、まさに絶品。今回は絶対にチェックしておきたい2つの人気返礼品を紹介します。

 

焼き鯖寿司(小浜市ふるさと納税)

1つ目は、鯖(さば)です。数多くある海の幸の中でも、鯖は特に絶品です。小浜市は鯖の養殖を行なっています。とれたての新鮮な鯖は程よく脂がのっており、しっかりとした弾力が特徴です。鯖は傷みやすいので生の刺身こそありませんが、焼き鯖寿司や鯖の缶詰は大人気です。

焼き鯖すしセット  (寄付金額 10,000円)へのリンク

焼き鯖すしセット  (寄付金額 10,000円)

内容:焼き鯖すし2本(各8貫入)

 

若狭牛(小浜市ふるさと納税)

小浜市の特産品は海の幸だけじゃありません。若狭牛をご存じありませんか?若狭牛は福井県のブランド牛で、明治時代から食べられてきた歴史ある牛肉です。若狭牛の最大の特徴は、とろける脂。口の中に入れたら、本当にお肉がとろけるような感覚になるので驚く方が多いです。柔らかく、肉本来の味をしっかりと味わうことができるので、ステーキなどシンプルな調理方法との相性が抜群!お肉好きをうならせるブランド牛です。

三ツ星若狭牛(すきやき用)  (寄付金額 30,000円)へのリンク

三ツ星若狭牛(すきやき用)  (寄付金額 30,000円)

内容:ロース肉を提供できる場合は550g、もも肉又はうで肉を提供できる場合は800g

 

寄付金は主に「食」のために使われる

福井県小浜市に行われた寄付金は、主に以下3つの「食」のために使われます。
  
・食育事業推進
・食の教育推進事業
・小浜の食文化アピール
  

小浜市は、豊かな食育が感受性豊かな性格や感覚機能を発展させると考えています。そのため、ふるさと納税の寄付金で親子で楽しみながら、食を楽しめる料理教室を開始しました。料理教室を通して、栄養知識、料理技術、そして思いやりの心やチームワークを学ぶことができています。
  

小浜市内の幼稚園・小・中学校の給食には、地域生産の野菜を使用しています。給食放送では、野菜生産者の名前を述べることで感謝の心を持つことができ、地元の野菜にも親しみを持てます。また生徒と生産者の交流会なども開催されています。
  

小浜の食文化アピールは、日本の食を支えた小浜市の素晴らしい食文化を世界に発信していく試みです。2015年にはミラノ国際博覧会に出展し、小浜の食文化を世界に向けて発信することができました。
  

福井県小浜市は古来より日本の食を支えた、いわば日本の台所。港にはさまざまな文化が流れ込み、都までの道は独自の発展を遂げてきました。そして、今もなおその歴史を感じられる街並みが残っています。機会があれば、ぜひ小浜市を訪れて鯖をはじめとするおいしい食事に舌鼓をうってください。

福井県小浜市 ふるさと納税

福井県小浜市へのふるさと納税は特設サイトよりお申込頂けます。

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