新潟県三条市は、ものづくりのまちとして全国的に有名です。
刃物や作業工具をはじめ冷暖房器具など、職人の技が光る多彩な製品を全国に送り出しています。
豊かな水と肥沃な大地を有することから、農業が盛んなまちとしても知られていますね。
今回には新潟県三条市の魅力とふるさと納税の詳細を紹介します。
日本が誇る金物のまち、新潟県三条市の概要
八木ヶ鼻頂上からの下田村田園風景
三条市は、新潟県のほぼ中央に位置しています。
面積432.01㎢のまちには約99,000人の住民が暮らしていて、新潟県で4番目に人口が多い都市です。
市の北西部には信濃川と川の恵みを受けた平野が広がり、清流として知られる「五十嵐川」が横断しています。
豊富な水資源と肥沃な大地を有していることから、新潟を代表する農産物、お米などの生産も盛んに行われています。
工場の祭典(三条観光協会HP)
自然豊かな三条市ですが、県下有数の工業都市としても知られています。
なかでも「金物のまち」として全国的に有名で、金属加工業を基幹とした産業がまちに根付いています。
市の製造品出荷額では、金属関連の売上高が出荷額の約50%、機械関連が約30%を占めているほどの工業都市なのです。
「人が使う道具は人が作る」をモットーに、刃物や作業工具から冷暖房器具まで、私たちの暮らしを支える多彩な金属加工品が製造されています。
工場の祭典(三条観光協会HP)
三条市における金属加工の歴史は、約2万年前の石器時代にまで遡ります。
約1万3千年前には、替刃式の石器がつくられていたのだそうです。
鎌倉時代の大林遺跡からは「鉄滓」と呼ばれる鉄の不純物が発見され、三条市で大規模な鍛冶が行われていたことが分かっています。
鍛冶とは、金属を熱して打つことにより釘や刃物などをつくることです。
室町時代の下町遺跡からは、鍛冶だけでなく鋳物にまつわる遺物も発見されています。
鋳物とは、金属を溶かして鋳型に流し込むことによって器などをつくること。
大阪からやってきた鋳物職人たちが三条市の大崎地区を拠点とし、「大崎鋳物師」と名乗って、鍋や仏具などをつくっていたのだそうです。
工場の祭典(三条観光協会HP)
鉄を加工する技術が地域に根付いていくにつれ、当然ながら金物商人もあらわれるようになりました。
こうして三条市は金物のまちとしての基礎が築かれ、今に至るまで伝統が受け継がれているのです。
現在では金物だけでなく「ものづくり」のまちとして、キッチングッズやアウトドア用品、インテリアなどの木工製品なども製造されています。
三条の職人さんたちは「SANJO JAPAN」として、現在も伝統の継承に尽力しています。
八木ヶ鼻
下田郷の紅葉(三条観光協会HP)
まちの魅力といえば、観光スポットもおさえておきたいところです。
三条市が誇る景勝地が「八木ヶ鼻」。
五十嵐川の上流にあり、高さ200m以上の岸壁がそびえたつ姿はまさに圧巻!
八木ヶ鼻は古くからハヤブサの生息地としても有名で、1965年には新潟県の天然記念物にも指定されています。
環境の変化などで一時期姿を見せなくなってしまいましたが、1989年頃から再び姿をあらわすようになりました。
八木ヶ鼻の見どころは、10月下旬から11月中旬にかけて。
あたり一面に広がる美しい紅葉を眺めることができますよ◎
下田郷の紅葉(三条観光協会HP)
八木ヶ鼻の周辺には温泉施設やキャンプ場があり、トレッキングや五十嵐川でのカヌーも楽しめます。
白鳥の郷公苑
白鳥(三条観光協会HP)
五十嵐川といえば、白鳥も有名です。
三条市の森町にある「白鳥の郷公苑」では、11月下旬ごろから3月にかけて、多い年で約400羽の白鳥が飛来します。
湖や池でなく、川に白鳥が飛来するのはとても珍しいのだそうです。
悠々自適に泳ぐ白鳥を眺めているだけで、優雅な気持ちに浸れそうですね!
新潟県三条市で人気の返礼品とは?
金物のまち三条市といえば、金属加工品の返礼品は外せませんね。
なかでもおすすめしたいのが、熟練した職人さんたちが丁寧に仕上げた刃物類。
三条市にはたくさんの刃物メーカーがあって、返礼品として多種多彩な品物を提供しています。
勝弘 和庖丁2本セット
勝弘 和庖丁2本セット(三条市ふるさと納税)
料理用の包丁だけでなく、花切りハサミなども取り扱っていますが、ほとんどの返礼品は受け取るまでに2~3ヶ月を要します。
買い替えやお庭のお手入れを考えている方は、お早めにお申し込むのが良いかと◎
まちづくりの三条市で真心こめてつくられた刃物類は、一生もののアイテムになること請け合いです!
勝弘 和庖丁2本セット (寄附金額:20,000円)
菜切(刃渡約16.5cm・全長約30cm)
万能(刃渡約17cm・全長約30.5cm)
各1本
世界に一つだけの包丁鍛冶体験ふるさと三条満喫パック完全燃焼
世界に一つだけの包丁鍛冶体験ふるさと三条満喫パック完全燃焼(三条市ふるさと納税)
三条市の伝統を十二分に楽しめる返礼品もあります。
オリジナル包丁づくりの鍛冶体験、割烹料理や地酒つきの夕食、宿泊2名分がセットになった贅沢な返礼品です。
せっかく三条市の刃物をゲットするなら、世界にひとつだけのオリジナルを自身で製作してみてはいかがでしょうか?
世界に一つだけの包丁鍛冶体験ふるさと三条満喫パック完全燃焼 (寄附金額:100,000円)
2名様宿泊ご利用券(夕食+鍛冶体験付)
越後新潟名物 笹だんご40個
越後新潟名物 笹だんご(三条市ふるさと納税)
新潟県は、全国有数の米どころとして知られています。
三条市の返礼品でもお米は取り扱っていますが、お米と甘味を同時に楽しめる「笹だんご」もおすすめです。
笹だんごは新潟県を代表する和菓子で、あんこが入ったヨモギだんごを香り豊かな生笹で包み込んでいます。
三条市の返礼品は、なんと笹だんご40個入り!
冷凍すれば25日持ちますので、毎日笹だんご三昧を楽しめそうです。
越後新潟名物 笹だんご (寄附金額:10,000円)
つぶあん・こしあん各20
計40個
カレーラーメン
三条カレーラーメン(三条市ふるさと納税)
金物のまちとして発展してきた三条市は、職人さんたちが昼食をとる暇がないほど忙しかったのだそうです。
そこで出前として人気を呼んだメニューが、「カレーラーメン」。
70年以上も前から親しまれているご当地グルメで、子どもから大人まで大好きなカレーとラーメンをミックスさせています。
三条市では、70以上のお店がカレーラーメンを提供しています。
出汁をきかせたカレースープが、細麺と絶妙になじむ逸品です◎
昼食や夕食はもちろん、お酒を飲んだ日の締めとしてもたまりませんね!
三条カレーラーメン (寄附金額:10,000円)
麺110g×1・スープ・乾燥野菜付×12個
新潟県三条市に送った寄付金の使い道は?
初夏の八十里(三条観光協会HP)
三条市へふるさと納税する場合、次の7つから使い道を選べます。
2.子育て
3.地場産業
4.農業
5.福祉
6.まちづくり
7.その他
1「教育」2「子育て」では、未来を担う子どもたちの才能を伸ばしたり、健全な育成を推進したりすることに寄付金が使われます。
3「地場産業」は、ものづくり三条の産業活性化に、6「まちづくり」は、中心市街地を活性化する事業に活用されます。
地場産業を活性化させながら、中心市街地を活気づけ、未来を担う子どもたちの育成にも力を入れている三条市。
冷暖房器具、刃物など、実は私たちが気づかないところで、三条市でつくられた金属加工品の恩恵を受けているのです。
私たちのふるさと納税で、石器時代から続く職人さんたちのものづくりの技が継承されると嬉しいですね!
新潟県三条市は、ものづくりのまちとして知られています。
特に金属加工業が全国的に有名で、ふるさと納税の返礼品としても包丁などの実用品が人気を呼んでいます。
多忙な職人さんのまちならではの、カレーラーメンというご当地グルメも絶品!
三条市にふるさと納税して、豊かな自然と伝統工芸の継承にひと役買ってみませんか?