ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

2大主食で町を元気に 総社市のおいしい魅力

2018.02.20

今回ご紹介する岡山県総社市(そうじゃし)は、近年ふるさと納税の寄付が急増しており、2016年度は前年度2倍の伸び率で寄付額は県内2位の12億円を突破しました。土地が安く暮らしやすい「コスパのいい町」としても人気を集めています。
そんな総社市の魅力アップに貢献しているのは、驚くべき事に「お米」と「パン」なのです!この2つをキーワードに、総社市の魅力や返礼品をご紹介しましょう。

アイデアのくせが強い?ご当地グルメが人気

総社市は、岡山県の南部に位置する人口7万人弱の市です。県庁所在地の岡山市から車で約25分と近く、交通網も整っていることから、近年は人口が増えています。2017年2月時点で人口が過去最高を記録し、16~17年の人口増加率は県内1位となるなど「伸びてる」町として注目されています。
  
総社市と倉敷市から岡山市北西部にまたがる一帯は、古代吉備国の中心地であったと伝えられ、歴史ある古墳や神社などが集積する「吉備路」と呼ばれるエリアです。
観光地として整備が進み、自転車専用道路も通っており、車や自転車で観光スポットを巡ることができます。
気候は温暖で、川や平野に囲まれ、特産品は岡山らしく桃やブドウなどが有名です。しかし、最近では、新しい名物が続々と生み出されています。
 

総社のご当地パン爆誕!

総社市では、総社にしかない地域ブランドに乏しく、対外的にPRできていないとの声がありました。
そこで、目を付けたのが「パン」。

実は、総社市には大手のパン製造工場があり、岡山県内で製造出荷額がナンバーワンなのです。総社商工会議所によると、総社市は人口1万人当たりのパン屋の店舗数の割合が、岡山市と並んで県内最多タイなのだそう。創業90年になる老舗のパン屋から若手の新規店舗までがそろい、近隣では「パンの町」として知られ、住民にもパン文化が根付いているのです。
  

市内にある十数軒のパン屋がタッグを組んで始めたのが、ご当地パン作り「総社パンわーるど」事業です。
この事業は、総社市で伝統的に収穫されている「赤米(あかまい、あかごめ)」という古代米を活用したオリジナルのパン作り。赤米はヌカに赤い色素を持つお米で、白米の先祖と言われています。近年は雑穀米ブームで再注目されおり、生産も少しずつ増えています。

その赤米の米粉を使ったパン生地に、果物やジュースをブレンドした特選のあんこを入れる「フルーツシューケーキ」がオリジナルパンとして開発されました。ピオーネやメロンなど地元の特産フルーツを使い、各店舗がバラエティー豊かな商品を販売しています。
  
また、総社市で生産、加工されている農産物を2つ以上使ったホットドッグ「総社ドッグ」や、アイスクリームを組み合わせた「アイスパン」など、新しい名物が次々と生み出されています。年間を通じて楽しめるパン祭り状態です!
  
地域おこしとしての成果もあらわれ始めており、参加している各店舗の売り上げや新規顧客が増えているそうですよ。

  • 総社ドッグ

  • (総社市HP)

吉備路の歴史遺産を彩る風景

総社市は、古い歴史遺産を持つ町でもあります。中でも観光スポットとしても人気なのが、吉備路のシンボルでもある備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)の五重塔です。聖武天皇によって創建された国分寺の一つで、建物自体は南北朝時代に焼失したと伝えられています。現在残る建物は江戸時代中期以降に再建されました。春は菜の花やれんげ、初夏は青々とした田の苗と紫陽花、秋には紅葉に彩られる姿を愛でることができます。

総社市の国分寺と菜の花

毎年2月に開催されるマラソン大会「そうじゃ吉備路マラソン」では、五重塔を始めとする吉備路の風景を楽しむことができますよ。
 

太っ腹すぎると話題 返礼品の米は2万俵

寄付総額が伸びているふるさと納税の原動力は、なんといっても、「お米」です。ネット上では、「太っ腹すぎる」とその量に感嘆の声が上がっています。

1万円の寄付で20キロのお米

返礼品として人気なのは、その名も「そうじゃのお米」。
地元農家さんが育てている「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」の品種の中から収穫時期に合わせて届けてくれるのです。期間と数量が限定されてはいますが、寄付額1万円につき20キロものお米がもらえます。
毎年全国から約2万俵分の注文が入るほどの人気ぶりなんですよ。

総社市の田んぼ(総社市ふるさと納税)

そうじゃのお米【精白米】20kg (寄附金額:10,000円)

精白米20kg〔20kg(精白米5kg×4袋)×1回〕

小学校の給食カレーを再現

そうじゃ小学校ライスカレー(池田小学校版)(総社市ふるさと納税)

次に紹介したいのが、「そうじゃのお米」とも相性抜群の一品!
昔懐かしい学校給食カレーを再現した「総社 小学校ライスカレー」です。
自校方式で給食をつくっていた昭和40年代ごろのカレーを再現したレトルト商品で、当時の調理関係者や地域住民の記憶を頼りに仕上げています。これまでに、11小学校のご当地カレーが商品化されているんです。
肝心のお味はというと、猪肉を使ってにんにくがきいた味付けのものや、みそとウスターソースを隠し味に使ったものなど、バラエティーに富んでいます。小学校によって味が違うって実は知らないし、面白いですよね。
  

そうじゃ小学校ライスカレー(池田小学校版) (寄附金額:5,000円)

そうじゃ小学校ライスカレー(池田小学校版)×8個

そうじゃ消防署カレープレミアム(総社市ふるさと納税)

「そうじゃ消防署カレー」なるものも商品化されています。総社市の消防士たちが、夜勤のときに編み出したオリジナルカレーで、しっかりとした玉ねぎの味わいに牛すじ肉をたっぷり使ったスタミナ抜群の伝統カレーなんです。パッケージもレトロでかわいい!

そうじゃ消防署カレープレミアム (寄附金額:10,000円)

そうじゃ消防署カレープレミアム×8個

それぞれ食べ比べてみるのも、食卓が楽しく盛り上がりそうですね!
 

子育て世帯に優しい 福祉のまち

ふるさと納税で集まった寄付金は、4つの分野の充実のために使われています。
  

1. ふるさとの父母・子育て応援団
2. 鬼ノ城・吉備文化応援団
3. 水とみどりの応援団
4. ふるさとなんでも応援団
  

総社市政で注目したいのは、福祉分野への積極的な取り組みです。
総社市は、子育てしやすいまちづくりを進める「子育て王国そうじゃ」をキーワードに、市民団体やNPOらと協働した子育て支援に取り組んでいます。小児医療費の無料化の対象年齢拡大や、乳幼児と保護者の交流会、小児科への病児保育室の併設などが、その例にあります。

幼稚園、小学校、中学校が一貫性して英語教育を施す「英語特区」という独自の取り組みもあります。
そのほか、「障がい者千人雇用」を掲げており、11年から始まった就労支援は、16年5月に目標の千人を達成しました。
このほかにも、健康づくりや防災強化など、生活に関わる市民サービスの充実のための独自政策に取り組んでいます。
  

鬼城山からの日の出

総社市は、知恵とアイデアを駆使し、市の持つ歴史や素材を生かした町づくりを進めています。歴史的遺産や風景を大切にしつつ、新たな挑戦をいとわない総社市をふるさと納税を通じて応援してみませんか?
 

岡山県総社市 ふるさと納税

岡山県総社市へのふるさと納税はふるさとチョイスよりお申込頂けます。

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