ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

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おいしい特産品を子どもたちへ!返礼品は児童施設などへ寄贈も可能

2018.05.01

ふるさと納税の返礼品には、各自治体選りすぐりの特産品がたくさんラインナップされ、ふるさと納税が世間の注目を集めている主な理由の1つと言われています。
自治体によっては、おいしい特産品をお中元やお歳暮など贈答品として申し込めるケースも増えています。

 

返礼品の送り先を自宅以外にできることを活用し、
おいしい返礼品を児童施設へ寄贈できるサービスが登場しました。
福祉施設に車イスや花の苗を寄贈できる自治体もあります。
今回は施設などへ寄贈できる返礼品について詳しくご紹介します。

 

児童養護施設の子どもたちへおいしい返礼品を寄贈

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ふるさと納税寄付額が2年連続トップとなっている宮崎県都城市では、児童養護施設などに返礼品を寄贈できるサービス
『あしなが寄附「返礼品を寄贈」コース』
を開始しました。
2017年に東京の企業経営者たちが、経済的に援助する高校生に都城市の返礼品を贈ったことがヒントになったそうです。

 

返礼品は寄付者の指定した市内の児童養護施設へ寄贈されますが、指定がない場合でも都城市が選んだ児童養護施設へ届けられます。
その場合は寄付の完了後に市から連絡があります。

 

8,000円以上の寄付で受付可能となっていますが、寄付金額については市で相談に応じてくれるそうです。
都城市の返礼品は、宮崎牛を始めとしたおいしい肉類や乳製品が人気です。子どもたちにはおいしい返礼品を食べて、元気に育ってもらいたいですね。

あしなが寄附「返礼品を寄贈」コース (寄附金額:8,000円)

都城市の美味しい返礼品を、子供たちへ贈りたい。
そういう寄附者様の「想い」から生まれた「寄贈コース」です。

他にもある「寄贈型」の返礼品

都城市以外にも、福祉施設などへ寄贈するための返礼品を用意している自治体があります。

車イスや花の苗を寄贈〜群馬県前橋市

群馬県前橋市では、市内の福祉施設で使う車イスや、施設内の花壇を彩る花の苗が寄贈できる返礼品が用意されています。
車イスは古くなったものを新しく取り替える際に寄贈された分を活用するもので、花の苗は季節の花を植え替える際の苗として活用されます。
車イスは10万円以上の寄付から受付可能ですが、花の苗は1万円以上の寄付で受付できます。

 

寄贈先の施設や時期については市に一任する形になりますが、寄付者に報告されるそうです。

前橋市内の施設への車いす寄贈 (寄附金額:100,000円)

群馬県前橋市の【寄贈型】の返礼品コースです。
※車椅子1台分

前橋市内の福祉施設への花の苗寄贈 (寄附金額:50,000円)

同じく群馬県前橋市の【寄贈型】の返礼品コース。
※75鉢分

 
「福祉のまち」をPRしている北海道黒松内町でも20万円以上の寄付で福祉施設へ車イスの寄贈を申し込めます。

町内の福祉施設へ車いすを寄贈 (寄附金額:200,000円)

北海道黒松内町の【寄贈型】の返礼品コース。
※1台分

子どもたちの成長を願って絵本をプレゼント〜長野県辰野町

長野県辰野町では、町立図書館が3歳児に絵本をプレゼントする事業を行なっています。
その費用を寄贈する返礼品が10,000円以上の寄付で申し込めます。
寄贈の感謝として、寄付者には図書館手製の平面キューブなどが贈られるそうです。
子どものための文庫基金への支援は、先ほど車イス寄贈でもご紹介した黒松内町でも受け付けています。

セカンドブックのあしながおじさん (寄附金額:10,000円)

辰野町のセカンドブックは、子どもたちの幸せな成長を願って3歳児に絵本をプレゼントする事業です。

 

寄贈型の返礼品は、ふるさと納税の使い道を選ぶのとあまり変わらないように見えますが、返礼品としてラインナップされたほうが、寄付者の目に入りやすいようです。
ふるさと納税の寄付に加えて、お礼の品も寄贈することで2重の支援になります。
返礼品の豪華さやお得さがクローズアップされがちなふるさと納税ですが、寄贈型の返礼品を選ぶことは、寄付本来の意味に1番近い形とも言えそうですね。

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