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文豪漱石も愛した温泉街 ほっこりする玉名市の魅力

2018.08.17

熊本県北部に位置する玉名市は、菊池川や有明海など豊かな自然に恵まれています。
かの有名な文豪夏目漱石をも魅了した温泉やおいしいグルメがいっぱいあり、ふるさと納税の返礼品でも、自然がもたらした特産品や玉名ならではの食べ物が人気です。
 
さっそく玉名市の魅力に迫ってみましょう。

湯の里 歴史薫る2つの温泉地

玉名市を流れる菊池川は、長い月日をかけて土砂を運び、豊かな干潟を形成してきました。
干潟により豊富な海の幸がとれるようになった玉名市は、同時に江戸時代から干拓を行いはじめ、広大な農産地も生み出します。
明治に入ると干拓による米の生産、養蚕業の振興などで発展していき、商人の町としても知られるようになりました。
現在では全国でも有数のトマトの生産地であり、イチゴやミカンの生産、海苔の養殖が盛んです。
 
そして観光面では歴史ある温泉地として有名。
今回はそれぞれ違った魅力を持つ2、つの温泉街についてご紹介させていただきます。
 

小説「草枕」にも登場した小天おあま温泉

ミカン栽培が盛んな山の麓にある温泉、「小天温泉」は、文豪夏目漱石が旧制第五高等学校の教師をしていたときに、正月をゆっくりと迎えるために熊本市内から山越えの旅で訪れた場所として有名です。

小天温泉(玉名市HP)

夏目漱石(玉名市HP)

漱石がこの旅行を題材として創作したのが小説「草枕」
漱石の初期の名作と言われた作品ですね。
漱石は小天温泉について、
 
「日本に帰ったならば、また日本流の旅行をしてみたい。小天行きなどおもひだすよ」
 
と、ロンドン留学中に友人宛の手紙で記しています。
きっと心も体もほぐされた素敵な温泉だったのでしょう。
 
漱石が宿泊し小説の舞台となった宿「前田家別邸」は現存しており、一部が一般公開されています。
この宿は、明治の政治家前田案山子かがしが所有していたもので、多くの五高の教師らが旅行に訪れていました。
修復整備が進み、漱石が宿泊した6畳の離れや、草枕に登場する湯煙の中に女が現れる場面のモデルとなった浴場を見ることができます。
「小説で読んだあの場面のまんまだ!」と漱石の追憶をたどるような感動があるでしょう。
草枕と前田家との関わりや、その歴史について学べる展示史料館「草枕交流館」という施設もありますよ。

草枕交流館(玉名市HP)

美人の湯 玉名温泉

立願時温泉足湯

そしてもう一つの温泉は、1300年の歴史を持つ玉名温泉です。
つるっとした肌触りでお肌を優しく包んでくれ、九州では「美人の湯」として知られています。
古くは立願寺温泉と呼ばれ、白サギが傷を癒したという伝説が残っているのもうなずけます。
現在は11の旅館と5つの日帰り温泉施設があり、温泉街の中心にある「立願寺しらさぎの足湯」で無料の足湯を楽しむことができちゃいますよ。

玉名納涼花火大会

また夏になると、玉名温泉街を舞台に約1万発の花火が上がる「玉名納涼花火大会」が開かれています。
菊池川の河川敷で打ち上げられ、間近の反対岸から見ることができるので、とても迫力ある花火を楽しむことができるのです。
温泉で一汗かいて、ビールを片手に夜空に咲く大輪の花を眺めるのもいいかもしれません。
 

濃厚な独自の豚骨ラーメン、豊かな特産物

続いては、玉名市のふるさと納税で手に入れることができる美味しい魅力についてご紹介します。
 
熊本ラーメンのルーツといわれる玉名ラーメンをご存知ですか?

濃厚豚骨スープ ラーメンの聖地

玉名ラーメン

玉名ラーメンの特徴は、濃厚な豚骨スープと中細麺、焦がしにんにくチップ。
市内には10店舗超のラーメン店があり、いずれもレベルが高く、九州でも有数のラーメン聖地として人気です。
焦がしにんにくチップという特徴的な文化は、精がつく食を求める労働者に支持され、定着したとされています。
返礼品では玉名ラーメンの名店の食べ比べセットなどがありますので、九州の豚骨ラーメンでも濃厚な味わいや店のによって変わるスープの違いを味わえますよ。

玉名ラーメン名店3店の詰合せセット (寄附金額:10,000円)

桃苑ラーメン3食入り1箱、千龍ラーメン3食入り1箱、大輪ラーメン2食入り1箱の三店舗の詰合せ

赤い宝石箱 甘くてジューシーなミニトマト

続いては、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のほっぺのように丸くて真っ赤な色をしたコチラ。

熊本県は全国でも最大級のトマトの生産地です。
中でも玉名市はミニトマトの生産が盛んです。
ハウス栽培では受粉にマルハナバチを放飼しており、農薬の散布回数を減らすことに成功しました。
 
小さくても実がつまったコクのある安全な味わいが特徴。
また、8%ほどの高い糖度を誇る品種もあり、生食のフルーツとして香港へ売り込み、海外の市場も開拓しているんですよ。
 
返礼品では箱入りがあり、まるで赤い宝石箱のような見た目は贈り物にもおすすめです。

  

玉名市のミニトマト (寄附金額:10,000円)

艶も味も抜群な玉名市のミニトマト一覧。

全国的なブランド 有明海苔

最後は、磯の香りがするこちら。

玉名市は有明海苔養殖の発祥の地でもあります。
ビタミン、ミネラルを多く含んだ有明海で育まれた海苔は、薫り高い一級品です。
昭和のころ、海苔は「黒い札束」と呼ばれたように高級品でもありました。
返礼品では焼きのりのほか、味付け海苔、海苔の佃煮などバリエーションも豊か。
大きめの海苔をコンロで軽く炙っておにぎりに巻くだけで、ごちそうになりますね。

「暁乃海」詰合せ18袋セット (寄附金額:10,000円)

味のり・焼のり(各8切6枚入り)×各6袋、潮味のり・梅味のり(各8切6枚入り)×各3袋

福祉や教育など6つの分野で活用

玉名市のふるさと納税の活用事業は以下の大きく6つの分野に使われています。
  
・いきいきと暮らせる福祉のまちづくり
・玉名市の未来を担う子どもたちへ
・音楽と花の都 玉名づくり
・ふるさと玉名の環境づくり
・観光振興を目指したまちづくり
・市長におまかせ
  
 
 
過去に実際に寄付金が使われた具体的な活用事業を見てみると、

高齢者の介護予防事業用の備品購入・市民図書館、小中学校図書館のDVDや図書の購入・高齢者の認知症予防における認知評価支援システムの導入・小学校の環境学習事業

 
などがあります。
市民の生活に密接した事業に使われており、寄付した側にとっても分かりやすいですね。
  

2019年には、玉名市が誇る偉人が主人公のNHK大河ドラマが制作されることが決まりました。
その主人公とは、日本のマラソンの父として称された金栗四三かなくりしそうさんです。
金栗さんは、マラソン選手として3度の世界記録を樹立し、日本人で初めて第5回オリンピック・ストックホルム大会に出場した人。
昭和37年には玉名市の初の名誉市民に選ばれました。
玉名市でも撮影が行われるそうで、これからますます盛り上がりを見せること間違いなしです。
全国的にも注目が集まるであろう玉名市の魅力に触れてみませんか。

熊本県玉名市 ふるさと納税

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