ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

ふるさと納税の税控除手続きがもっと簡単に!スマホでできる確定申告を解説

2019.02.19

ふるさと納税で税控除を受けるためには、確定申告あるいはワンストップ特例を利用した手続きが必要です。

 

住宅ローンや医療費の控除を受けている方はワンストップ特例が使えず、手続きが面倒に感じていたのではないでしょうか? そんな方に朗報です!

 

2019年1月からスマホやタブレットで確定申告の手続きがより簡単にできるようになりました。

 

その手続方法について詳しく解説いたします。

 

税務署でIDとパスワードを受け取る

1番のポイントは、スマホやタブレットから確定申告する場合、事前に税務署ID(利用者認識番号)パスワード(暗証番号)を受け取ればe-Tax=(国税電子申告・納税システム)を利用して自宅で申告が完了することです。

 

今までもe-TaxはマイナンバーカードとICカードリーダライタを持っていれば利用可能でしたが、これからはスマホだけで確定申告ができるようになり、より便利になりました。

 

住居地以外の税務署でもID・パスワードの申請が可能

e-TaxのIDとパスワードの申請には、税務署で職員との対面による本人確認が必要です。

 

税務署が開庁している日であれば、いつでもどこの税務署でも申請できます。

 

つまり、住居地の税務署へ平日に行けなくても、勤務先近くの税務署で申請ができるということです。

 

IDとパスワード申請に必要なもの

申請時に必要なものは、運転免許証マイナンバーカード、公的医療保険の被保険者証などの「本人確認書類」です。

 

IDとパスワードが記載された書類(IDとパスワード方式の届出完了通知)は申請後即日発行されます。

 

※マイナンバーカードとICカードリーダライタを使い、利用開始届書を送信することでもID・パスワード方式での申告が可能になります。

 

インターネットで「作成コーナー」と検索

源泉徴収票 パソコン

確定申告書を作成する前に、

 

  • ・源泉徴収票や控除に必要な書類(寄附金受領証明書など)
  • ・「IDとパスワード方式の届出完了通知」
  • ・申告者本人のマイナンバーがわかるもの(マイナンバーカードなど)

 

を手元に用意してから始めましょう。

 

スマホやタブレットでインターネットに接続し、「作成コーナー」と検索して、国税庁Webサイトにアクセスします。

 

「確定申告書等作成コーナー」のバナーをタップし「作成開始」のボタンをタップします。

 

Androidのスマホやタブレットをご利用の場合、事前にGoogle Playから「Adobe Acrobat Reader」をインストールする必要があるので、注意してくださいね。

 

申告内容に関する質問に答えた後は提出方法によって手順が異なる

収入や控除内容など、いくつかの質問に対して「はい・いいえ」で答えた後、申告書の提出方法(書面・e-Tax)でe-Taxを選びます。

 

ふるさと納税の控除は「寄附金控除」

源泉徴収票にある支払金額や所得控除額の合計額、扶養親族の有無などを入力後、各控除手続きをします。

 

ふるさと納税は「寄附金控除」になります。

 

画面の指示に従って、寄付の年月日、寄付金の種類(ふるさと納税を選択)や寄付先の所在地・名称などを入力します。

 

複数の寄付先がある場合や、同じ寄付先に複数回寄付した場合でも問題ありません(最大150件入力可能)。

 

寄付金の入力が終わったら確認画面に移行します。

 

自動的に所得税額が最も少なくなるように控除額が計算され、還付金額が表示されます。

 

還付金を受け取る方法として申告者本人名義の口座を入力します。

 

マイナンバーなど本人情報の入力が必要

その後、現住所や提出先税務署の選択、マイナンバーを入力します。

 

e-Taxを利用する場合は、その後申告書データを送信し、受付結果の内容を確認します。

 

「送信票等印刷ヘ進む」→「次へ」→「入力データの保存」→「入力データをダウンロードする」の順にタップすることで、申告書のデータ保存が可能です。

 

PDF形式でスマホやタブレットに保存ができるため、手続き完了後に申告書の控えが必要になったときも安心です。

 

電子申告の場合は、これで完了です。

 

源泉徴収票や寄附金控除証明書などは5年間保管しておく必要があります。

 

税務署から書類の提出や提示を求められる可能性があるからです。

 

作成中の中断もデータ保存で後日再開も可能

申告書作成中でもデータ保存をしておけば、中断できます。

 

中断前に画面の下の方にある「データを保存して中断」をタップして、画面の指示に従います。

 

後日、作成コーナーの「保存データ利用」→「作成再開」をタップすれば、保存した作成途中のデータを読み込めます。

 

スマホやタブレットが利用可能で便利になった確定申告

細かい項目の記入や書類作成が面倒で敬遠しがちだった確定申告。

 

ふるさと納税の寄付先を5ヵ所以内に制限してワンストップ特例を利用していたケースも多かったのでは?

 

今回スマホやタブレットでより簡単に自宅で確定申告ができるようになったので、寄付先を増やしやすくなりますね。

この記事をシェアする

この記事に関連したタグ

関連記事

同じカテゴリの人気記事

最近の記事

新着記事一覧を見る

AREAエリア

CATEGORYカテゴリー

TAG気になるタグ

RANKING人気の記事