新潟県燕(つばめ)市という自治体をご存知ですか。燕市は、ある品物で世界的なシェアを誇る匠の町なのです。匠の技と産業の生きる燕市の、名前の由来とふるさと納税についてご紹介します。

燕市は「お米」と「洋食器」の自治体

信濃川
皆さんは新潟県の自治体である燕市の名前をご存知でしょうか。渡り鳥である燕と同じ名前を持った自治体ですから、一度耳にすれば忘れられないようなインパクトがあります。もし聞いたことがあるという方がいたら、それは「ある品物」に関係した話を耳にした時ではないでしょうか。どんな時に燕市の名前が登場していたか、記憶を辿ってみていただきたいと思います。そう、燕市はある品物で有名な新潟県の中央部にある自治体なのです。
実は、燕市はステンレスや銀を使った金属洋食器の生産において世界有数のシェアを誇る「食器の町」なのです。同じく新潟県にある三条市が「刃物の町」として包丁やナイフなどの金属加工品を多く生産していることから「職人の町・燕市、商人の町・三条市」と合わせて呼ばれることがあります。確かに洋食器を使う場面ではナイフも必要になることが多いですから、二つの自治体が一緒に語られることにも納得です。面白いことに、燕市から三条市へ通勤する方の割合はかなり多いのだとか。洋食の時にナイフが、そして洋食を作る時に包丁が欠かせないように、この二つの自治体は共に欠かせない自治体なのです。
もともと燕市の名前は「津波目(つばめ)」でした。津波目は「内陸にある栄えた港」という意味があります。海に面した港ではなく、信濃川に面したお米の集積所として使われた港がこの津波目だったのです。この地域に燕が群れていたために「津波目」が「燕」になったという説もありますが、詳しいことはよくわかっていません。
お米の集積所だったからこそ小鳥が米粒目当てに集まっていたのかもしれない。だからこそ小鳥の名前である「燕」という名前に繋がったのかもしれない。そんな想像をすると、地名にロマンを感じてしまいますね。面白くて可愛らしい地名だけに、さらに印象深くなります。
信濃川に面した「お米」と「洋食器」の自治体、それが燕市なのです。
洋食器から日本酒まで!燕市の返礼品

カレー皿セット(燕市ふるさと納税)
燕市のふるさと納税の返礼品は、まさに燕市の特徴を反映したラインナップとなっています。燕市はかつてお米の集積所であったと言われていますので、返礼品にも「お米」が並んでいます。新潟県はもともとお米が美味しいことに定評のある県です。燕市のお米も返礼品として人気があり、時期や在庫状況によっては受付を締め切られていることがあります。

特別栽培米コシヒカリ「飛燕舞」(燕市ふるさと納税)
お米は食生活の基本ともいえる食材です。最近は洋食・和食問わず使われる食材でもありますから、燕市の洋食器に合わせてお米の返礼品を洋食に使っていただくのも洒落ているのではないでしょうか。食べ物の返礼品としては、他に洋菓子の詰め合わせなども並んでいます。燕市で栽培される苺や柿、梨なども並びます。
厳選コシヒカリ(一等米)えちごつばめの飛燕舞 玄米10kg(寄付金額 10,000円)
内容:玄米 10kg(5kg×2袋)

越 純米吟醸 燕市産亀の尾100%(燕市ふるさと納税)
また、お米の自治体として忘れてはならないのが日本酒です。燕市の銘酒「越」は全国的に有名なお米「亀の尾」を100%使用した深みのあるお酒です。燕市の返礼品にはたくさんの日本酒も並んでいます。最近は日本酒造が洋食にも合う日本酒を出しているのは有名な話です。海外でも日本酒はライスワインと呼ばれ、料理や歓談の際に好んで飲まれているのだとか。洋食器、そして洋食のシーンに是非とも添えていただきたいのが燕市の日本酒です。
厳選コシヒカリ(一等米)えちごつばめの飛燕舞 玄米10kg(寄付金額 10,000円)
内容:純米吟醸酒 720㎖×2本

コーヒードリップポット(燕市ふるさと納税)
忘れてはならないのが、燕市が世界的なシェアを誇る洋食器です。燕市の洋食器一覧を目にすると、皆さんも「見たことがある」と感じるのではないでしょうか。タンブラーからカレー皿、洒落たポットやお鍋まで、シンプルながら匠の技が生きる洋食器がたくさん並んでいます。燕市の返礼品は、食器売場を眺めることが好きな方にとっては、たまらないくらい楽しい時間にはるはずです。
職人技と先進技術の融合 燕市のものづくり
中小零細企業数の割合が国内有数の製造業のまち、燕市。
こちらの特集でご紹介しております。
寄付金は洋食器の匠の育成にも

技術指導を受ける若者(燕市ふるさと納税)
燕市の寄付金の使い方は、子育て支援事業や社会福祉、環境保全、社会福祉など多岐に渡ります。子育て事業の中でも面白いのは、病児保育の支援にも力を入れているところ。燕市は洋食器をはじめとした産業の町ですから、お父さんやお母さんが働きやすいようにという配慮が見えます。
他には、燕市の産業への支援が挙げられます。燕市は洋食器をはじめとした優れた産業を持つ自治体です。これからも産業分野を発展させるためには地場産業の支援が必要です。販路の拡大などにも寄付金が使われています。
面白いのが、野球球団との交流にも寄付金が使われているところです。ヤクルトスワローズは燕をエンブレムに使う球団です。燕市とはまさに燕つながりということで、球団との交流や連携も行っています。
燕市は「お米」と「洋食器」がキーワードの自治体です。お米は日本の食の要、そして食器は食を支える大切な品物です。まさに食卓に関する産業をひとまとめにしたような自治体であると言えるのではないでしょうか。
ふるさと納税の返礼品は、そんなお米や洋食器がたくさん並んでいます。特に洋食器は見ているだけで美しく、この匠の技をさらに支援したいと感じるはずです。匠の産業が生きる自治体・燕市。ぜひ、チェックしてみてください。