富山県射水(いみず)市は富山県内にある2つの大河が広がる水の都。その存在がはっきりと確認されているのは、なんと平安時代です。そんな歴史ある射水市には、魅力的な観光スポットがたくさんあれば、おいしい特産物もたくさん。今回は射水市の魅力、人気返礼品、ふるさと納税寄付金の使い道を紹介しましょう。
長い歴史を持つ由緒ある水の都射水市
内川 射水市新湊
富山県の中央に位置しているのが射水市です。射水市は、富山県の2大大河である神通川(じんつうがわ)と庄川(しょうがわ)の間に広がる射水平野のほとんどを占めています。また、豊富な海産物がとれる富山湾にも面しています。
射水という名前は少し変わってますよね。名前の由来は、古代の人が水の湧き出る様子を表現する言葉「イ」と「ミズ」にちなんだとされています。そんな射水市はとっても長い歴史を持ちます。
古いものでは、平安時代に完成したとされる日本の歴史書「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」に伊弥頭(いみづ)という名前が登場します。その他、日本最古の和歌集「万葉集」には射水郡という地名が登場するのです。とにかく射水市は長い歴史を持つ由緒ある水の都なのです。
新湊大橋と海王丸
そんな射水市に来たら、ぜひ訪れたい観光スポットが2つあります。まず紹介するのが、家族と一緒に、恋人と一緒に楽しめる海王丸パーク。
海王丸総帆展帆
海王丸は、商船学校の生徒たちが使用する練習船でした。地球約50週分航海して、1万1千人以上の船乗りを育てた海王丸は現役の姿のまま公開されています。もちろん船内見学も可能です。
海王丸
海王丸パークは、「恋人の聖地」に認定されています。「恋人の聖地」とは、プロボーズにふさわしいロマンティックなデートスポットのこと。華道家の仮屋崎省吾さん、ファッションデザイナーの桂由美さんなどから構成される選定委員に認められたスポットだけが名乗ることができます。海王丸には、「幸せの鐘」や「愛の鐘」と呼ばれるベルがあります。そのベルを鳴らすと、幸せになったり、良いことがあったりすると観光客の間で話題になっています。
またパーク内には、海洋文化について楽しく学べる日本海交流センター、約150種もの野鳥が記録された海王バードパーク、子どもたちが楽しめる波のハンモックやラジコン広場まであるんですよ!
立山連峰を背景にした新湊大橋
2つ目の観光スポットは、新湊大橋(しんみなとおおはし)です。新湊大橋は、総延長3.6㎞、橋を支える主塔の高さ126m、海上にかかる主体が600mと非常に高くて長い橋です。橋からは日本海や先ほど紹介した海王丸などを眺めることができます。橋の上をドライブすると気持ちいいですし、下側を歩いてじっくりと絶景を堪能するのもいいですね。
ライトアップされた 海王丸と新湊大橋
昼間に訪れるのもいいですが、新湊大橋は夜には違った顔を見せてくれます。暗くなると白のライトで照らされて、橋が一気にゴージャスなオブジェに大変身。海王丸も約400個のLEDライトで幻想的にライトアップされます。
人気返礼品は海産物だけじゃない!?
白エビの刺身
射水市の人気返礼品は何といっても、新鮮な海産物です。富山湾には、たくさんの種類の海洋生物が住んでいます。一年間を通じて、その時々のいちばんおいしい魚をとることができます。北アルプスから流れるミネラルたっぷりの水で育った紅ズワイガニ、脂がのったノドグロ、春の味覚ホタルイカなど。特に注目したいのは、富山湾の宝石と言われる白エビです。見た目が美しく、味は非常に濃厚で甘いのが特徴です。一度食べたら、虜になること間違いありません。
ムキシロエビと殻付きシロエビ2種セット(寄付金額 20,000円)
内容:ムキシロエビ(100g/新湊産)・殻付きシロエビ(150g/新湊産)
幸水
射水市の特産品は海産物だけじゃありません。農産物でいうと梨が人気です。射水市の梨は水分たっぷりでみずみずしいのに、濃ゆい甘さが特徴的。大きさもあり、完熟状態で収穫しています。地元の人々が愛する上品な梨を返礼品で楽しむことができます。
きららか梨 (寄付金額 10,000円)
内容:きららか梨(幸水・豊水) 3玉入り (原産地:富山県射水市)
その他にも、料理をワンランクアップさせる醤油やお酒、かきもちなど魅力的な返礼品はたくさんあります。海産物、フルーツ、加工食品とバランスよく取りそろえられているので、じっくりと返礼品選びを楽しんでください。
寄付金は主に子育て支援に活用される
射水市へのふるさと納税寄付金は、高齢者支援のため、人口を増やすため、市民健康促進のため、射水市の魅力を発信するためなどさまざまな用途で使用されています。数ある用途の中でも、特に市が力を入れているのが子育て・教育支援です。
子育て支援では、医療費助成、子育て支援施設の整備、そして保育料の軽減などを行って若い世代も子育てしやすい環境づくりを目指しています。子育て支援をすることで、少子高齢化対策に期待できるほか、市外から子育てしやすい環境づくりを求める人々を迎え入れることもできます。結果的に、人口も増えて、町に活気が戻りますよね。
また、将来を担う子どもたちに安心して勉強できる環境を整えてあげるのも重要です。これまでに寄付金は、プール塗装工事、遊具修繕、音楽活動推進などに使用されています。子どもたちが楽しく遊べる・学べる場作りだけではなく、文化・芸術を盛んにするためにも使用されているというわけです。
射水市は長い歴史を持つ水の都です。市内には絶対に楽しめる観光スポットがたくさんあります。実際に訪れて、お腹ペコペコになるまで楽しんで、そして特産物を堪能するのもいいですよね。訪れる機会がない方は、返礼品で射水市を堪能してください。