ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

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ピッとボタンを押すだけ!気軽にふるさと納税ができる自販機が登場

2018.05.03

インターネット、電話やメールなどふるさと納税の申し込み方法はいろいろありますが、もっと簡単に申し込めたらいいのに、と思ったことはありませんか?

 

「ピッとボタンを押すだけでふるさと納税ができたら…」
そんな風に思われていた方に朗報です。

 

ほしい返礼品のボタンを押してカードをかざすだけで申し込みができる自販機が開発されたのです。

 

メインターゲットはネットが苦手な50代以降

特産品や地方の特色ある体験などの返礼品と税控除で人気を集めているふるさと納税ですが、全体の80%近くの人がふるさと納税未体験と言われています。

その理由の1つは、申込方法の主流となっているインターネットを苦手に感じている世代の存在です。

 

PCやスマホを使いこなせる世代にとっては、従来の申込方法でも不便に感じる事はありませんが、ネットを苦手に思う50代以上の世代にとっては気になるけどなんだか面倒そう…と思う人も多いようです。

 

そんな層でも
自販機ならば使い慣れているので、ふるさと納税をするきっかけになるのでは
と期待されています。

 

例えば、旅先の駅や空港、宿泊施設などにふるさと納税の自販機があれば、気に入った特産品をその場で申し込めます。
○○屋の◯◯が美味しかったけれど、おみやげに買うのを忘れてしまった
といった時にも移動時間の合間などに申し込めるので便利です。
また、郵便局では以前から地方の名産品などを払込票などで申し込むことが可能ですが、自販機があればもっと簡単に手続きができます。

 

名前や住所はICカードで読み取り可能

icカード

普通の自販機のように、申し込みたい返礼品のボタンを押すだけで申し込むことができると言っても、送り先の名前や住所はどうやって記入するのでしょうか?

 

実は自販機には入力するタッチパネルが設置されています。
パネルに直接名前や住所を直接入力することができますし、もし名前や住所を記録したICカード(クレジットカードやデビットカードなど)を持っていれば、読み取り部分にかざすだけで手続きは完了です。
支払い方法もクレジットカードや現金の他に電子マネーなども対応予定ということですから、使い勝手も良さそうです。
申し込んだ返礼品は後日、指定された住所へ配送される仕組み。
 
税控除の手続きはワンストップ特例にも対応しています。

 

ライバルに埋もれずにアピール可能という自治体側へのメリットも

ふるさと納税ポータルサイトでは他の自治体も申込可能ですから、類似した返礼品を用意している多くのライバルに敵わない、ということも。
自販機は、その自治体の返礼品だけを受け付けることが可能なので、ライバルに埋もれる心配はありません。
また、返礼品として宿泊券などを用意することで、観光客のリピートを図るというような使い方もできます。

 

ふるさと納税PRのための自販機は既に設置済み

ここまでご紹介してきたシステムは開発されたばかりのもので、まだ実際に設置されている自治体はありません。
しかし、ふるさと納税PRのための自販機ならば既に設置済みのものもあります。

都内初!東京メトロ銀座一丁目駅の「ふるさと納税自販機」

東京メトロ銀座一丁目駅にも設置されている「ふるさと納税自販機」は、ふるさと納税の返礼品としてラインナップされている全国14種類のおいしい水を購入できる自販機です。

水と言っても価格帯は120円〜270円、超軟水から硬水、女性に人気のシリカが多く含まれたものまで揃っています。
購入方法は一般的な自販機での購入と同様に、現金で購入する必要がありますが、それぞれのペットボトルのラベルに2次元バーコードがついていることが特徴的。
バーコードをスマートフォンなどで読み取ると、ネット経由でふるさと納税ができるようになっています。
 
水を飲み比べて、気に入った水の自治体に新たな寄付を申し込む、といった使い方もできるので面白いですね。

「ふるさと納税自販機」には防災機能もアリ

2018年3月現在では、銀座以外に埼玉県深谷市岐阜県美濃加茂市にも設置されていますが、自販機に防災機能サイネージが搭載され、非常時には緊急地震速報や避難指示が表示されるものもあります。
今後も全国に設置箇所を増やしていければ、防災の面でも役立つでしょう。

 

ふるさと納税のきっかけが今後どんどん増えていく可能性大

ふるさと納税の寄付者として新たな層を掘り起こし、地方自治体、地方生産者の活性化が期待できるふるさと納税自販機。
より多くの消費者と自治体をつなぐ架け橋となってくれることでしょう。
今後は通勤の合間にふるさと納税をする、旅行に行きおみやげ感覚でふるさと納税をする、といったようにふるさと納税がより身近になっていくかもしれませんね。

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