ふるさと納税を始めよう!
仕組みと手続き、自治体と返礼品を完全ガイド

フルーツと将棋の街、山形県天童市でふるさと納税の魅力に迫る

2017.07.13

所得税や住民税の節税になるばかりでなく、その土地の特産品を 返礼品としてもらえることから大人気のふるさと納税。

それだけではなく、自分の好きな地域に寄付することで、ふるさと納税によって学校が建ったり産業を守ったりと、その地方を元気にする役割の一端を自分が担えるのも人気の理由となっています。

 

今回ご紹介するのは、桃やサクランボなどのフルーツ王国であると同時に、将棋の街としても知られている山形県天童市です。将棋つながりで、最近ではマンガ『3 月のライオン』とコラボしたお土産品も多数販売されるようになり、幅広い年齢層からの人気を集めています。

 

ふるさと納税の返礼品を通じて、山形県天童市に興味を持って いただければ幸いです。

 

フルーツと将棋の街、山形県天童市ってどんなところ?

将棋イベント「天童百面差し」の様子(出典:天童市HP)

はじめに、山形県天童市の概要と、市内のおすすめスポットをご紹介します。

 

山形県天童市は、山形県東部に位置する人口6万人程度の中都市です。内陸部にあるものの、山形盆地の中心部にあるためか比較的なだらかな土地が広がっており、県内でも比較的温暖で雪も少なめとなっています。

天童市は、フルーツの生産で有名です。特に、西洋なし(ラ・フランス)、 サクランボ、桃、りんごは県内でも有数の収穫量を誇っており、果樹王国山形県の中でも大きな存在感を示しています。また、かつてより温泉が多く噴出し、温泉を中心とした観光業も盛んです。

天童市を語る上で忘れてはならないのが、将棋との関わりです。江戸時代に天童藩士が副業として作り始めたのが起源とされていますが、現在では将棋の駒の90%以上を天童市で生産しています。市内各所で、職人の手と歴史が生み出した美しい将棋の駒が売られているのを見ることができます。将棋の駒をかたどったモニュメントや、将棋の駒の名前を冠した橋がかけられるなど、将棋と天童市は切っても切り離せない環境にあります。将棋ファンにとって、山形県天童市は「聖地」であると言っても過言ではないでしょう。最近では、人気の将棋マンガ『3月のライオン』とコラボして、各種グッズ販売やスタンプラリーなどが行われています。

 

山形県総合運動公園 陸上競技場「NDソフトスタジアム山形」(出典:山形県おでかけらくらく情報)

J リーグのモンテディオ山形のホームタウンの一つとなっており、ホームスタジアムである「NDソフトスタジアム」があるため、試合のある日にはモンテディオ山形のユニフォームを着用したサポーターを数多く見かけることができます。NDソフトスタジアムは「山形県総合運動公園」の一施設で、他にもプロ仕様の屋内プールを備えた総合体育館、テニスコート、野球場、屋外プール、広場や森が設置され、市民の憩いの場として利用されています。

天童公園(舞鶴山)からの風景(出典:天童市HP)

市内中心部には、天童市のシンボル的な存在である舞鶴山(まいづるやま)がそびえています。山頂は展望広場として整理されており、晴れた日には月山(がっさん)や最上川(もがみがわ)など、地域一帯が一望できてとてもよい眺めです。桜の名所としても知られており、満開となる4月中旬には桜まつりの一環として、プロ棋士を招いて「人間将棋」のイベントが開催され、全国から観光客が詰めかけます。

天童市を訪れるのであれば、ぜひフルーツ狩りを楽しみたいところです。山形県名産のサクランボを中心に、市内のあちこちの果樹園で「サクランボ狩り」「フルーツ狩り」などののぼりを目にします。例えば、天童市とお隣の東根市の境(国道48号線沿い)にある仲野観光果樹園では、6月上旬~7月上旬にサクランボ狩り、8月中旬から9月上旬に桃&ぶどうのW狩り、8月中旬から9月下旬にぶどう狩り、10月上旬から11月下旬にりんご狩りと、梅雨の季節から秋の終わりまでフルーツ狩りを楽しめます。カフェも併設されており、採れたてのフルーツをふんだんに使ったスイーツを揃えています。

天童市ならでは!の返礼品がいっぱい

季節のフルーツ詰め合わせ(出典:天童市ふるさと納税特設サイト)

山形県天童市のふるさと納税の返礼品をチェックするには、まず「天童市ふるさと納税特設サイト(https://furusato-tendo.jp/tokuten/index.html?id=8&start=5)」を覗いてみるのがよいでしょう。今回ご紹介したい返礼品は、以下の3点です。

 

・季節のフルーツ詰合せ

・オリジナル100%フルーツジュース3種セット

・将棋駒と将棋盤のセット

 

1つ目におすすめしたい返礼品は、見た目にも鮮やかなフルーツの詰合せです。やはり、何をさておいても、フルーツ関連の返礼品を見逃すわけにはいかないでしょう。定番のサクランボ一つとっても、佐藤錦、紅秀峰を中心に、生産者が選りすぐった宝石のように美しいサクランボたちが、返礼品として惜しげもなく提供されています。他にもラ・フランスやりんご、ぶどうなど、見ているだけで楽しくなるようなフルーツばかりです。

オリジナル100%フルーツジュース(出典:天童市ふるさと納税特設サイト)

2つ目は、フルーツのみずみずしさを詰め込んだ果汁100%ジュースです。生のフルーツを申し込む場合、10000円の寄付でも1kg程度を目安とした大量のフルーツが届きます。でも、大量のフルーツが届いても、食べきれないこともありますよね。そんなときは、フルーツを用いたジュースやシャーベット、ゼリーなどの加工品を選択する手もあります。加工品の中でも、特に果汁だけを搾って作った100%ジュースがおすすめですね。町中のスーパーやコンビニでは手に入らない絶品のジュースを、ふるさと納税で手に入れるのも乙なものですよ。

盛上駒と盤のセット(出典:天童市ふるさと納税特設サイト)

3つ目にご紹介したいのは、木目麗しい将棋の駒と将棋盤です。将棋ファンが天童市に寄付するのであれば、将棋の駒を手に入れたいですよね。一般的なプラスチックの駒・安い板材による盤ではなく、見た目にも美しい逸品が返礼品として揃っています。

手頃な寄付金額であれば、10000円から駒と盤のセットを手に入れることができます。品質のよい本場の将棋道具で、日頃の将棋ライフがより充実すること間違いなしです。

ふるさと納税の使い道はどうなる?

天童桜祭りで行われる人間将棋(出典:天童市ふるさと納税特設サイト)

天童市に寄付したお金の使い道は「将棋のまちの振興(文化・産業)」「水と緑と景観の保全(自然・歴史的景観の保全)」「天の童(わらべ)の育成(教育・育児支援)」「障がい者及び高齢者福祉」「スポーツと文化の振興」「地域振興と交流の拡大(文化)」「市長におまかせ」の6種類となっています。「市長におまかせ」以外は、使い道の大まかな方向性を自分で決められることになります。

特設サイト(https://furusato-tendo.jp/usage/use-performance.html)では、寄付金の活用実績が掲載されています。例えば、2017年4月22日に開催された「天童桜まつり人間将棋」には、「将棋のまちの振興」に対して寄付された1500万円が活用されたと記載されています。こちらのイベントは、将棋関連のみならず全国ネットのテレビや新聞なども取材に来るほど注目度の高いものであり、天童市の観光産業などに大きな振興効果をもたらしていると考えられます。

天童市では、寄付金の使途を公開しており、自分の寄付したお金が何に役立てられているか具体的にチェックすることができます。

山形県天童市は、フルーツの豊富な品揃えと品質の高さでふるさと納税人気の高い自治体です。「将棋」というユニークなアピールポイントもあり、温泉地でもあるため、食べるだけでなくぜひ一度は訪れたい土地でもあります。

ふるさと納税の本旨は、地域の応援にあります。寄付したことを一つのきっかけに、天童市へ行って現地の空気を吸い込むのもおすすめですよ。

 

 

 

山形県天童市ふるさと納税特設サイト

天童市ふるさと納税特設サイト

天童市へのふるさと納税のお申込は、天童市「ふるさと納税特設サイト」からどうぞ。

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