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杉原千畝とともにあるまち!岐阜県八百津町で、ふるさと納税の魅力に迫ろう

2018.03.31

岐阜県八百津町(やおつちょう)は、川や山に囲まれたのどかなまち。
数千人にのぼるユダヤ人の命を救った「杉原千畝(すぎはらちうね)」の出身地としても知られていますね。
ふるさと納税では、八百津町ならではの珍しい返礼品も提供しています。
早速、岐阜県八百津町の詳細に迫ってみましょう!

自然と人道のまち、岐阜県八百津町とは?

八百津町は、岐阜県の中南部に位置するまち。北は「飛騨川」南は「木曽川」に囲まれており、300~900m級の山々が点在しています。
まちの約8割は森林で占められて、自然豊かでのどかな風景が広がっているのが特徴です。
  

面積128.81㎢の小さなまちには、11,000人ほどの住民が暮らしています。
約50年前に比べると人口が5,000人ほど減っていて、かなりの速度で過疎化が進んでいるのが実情です。
八百津町の名物で約70年の歴史をもつ「八百津せんべい」も、担い手がいないなどの理由から店舗数が激減。
全盛期は260ほどあった店舗も、今では30店舗くらいまでに落ち込んでしまいました。

せんべい会館(八百津町観光協会HP)

暗い話題が続きましたが、八百津町には明るい話題もあります。
八百津町のふるさと納税は、2009年にはわずか3件・70,000円。
ところが2016年には、13,541件・222,741,602円まで激増しました。
全国から寄せられた寄付金のおかげで、まちが元気になるとよいですね!
 

人道の丘公園/杉原千畝記念館(八百津町観光協会HP)

八百津町と切っても切り離せないのが、杉原千畝です。杉原千畝は世界的に有名な外交官で、八百津町出身なのだそうです。
その記録と功績を称えるため、まちには「杉原千畝記念館」が設立されています。
 

杉原千畝(Wikipediaより)

杉原千畝は1900年、ごくごく普通の家庭に生まれました。
父からは医師になることを期待されていましたが、英語教師になる夢を叶えるため、早稲田大学の英語科に入学します。
父の意思に反した進学だったため、当然仕送りなどはなく生活苦におちいってしまいました。
そんな千畝が偶然目にしたのが、地方紙に掲示されていた「外交官留学生試験」。
猛勉強の末、外交官試験に合格した千畝は、早稲田大学を中退し、中華民国・ハルビン市に派遣されます。
  

ロシア語などのエキスパートとして評価を受けた千畝は、リトアニアのカウナスに日本領事館を開設することを命じられます。
1939年にカナウスの領事館へ着任することになるのですが、奇しくも1939年といえば、ナチスがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦がはじまった年。
ヒトラーによるユダヤ人の迫害も厳しくなっていた時期と重なっていますね。

リトアニア・カウナスの杉原記念館

1940年になると、千畝はある決断を迫られます。
これが、のちのち「命のビザ」として知られている有名なエピソードです。

ナチスの目を盗んで領事館前に逃げてきたユダヤ人たちが、日本までの通過ビザを千畝に求めたのです。
千畝は日本の外務省に問い合わせますが、もちろん許可されるはずがありません。
悩みぬいた千畝は、ひとつの答えを出しました。
それは「人道上、拒否できない」という理由から、領事官の権限としてビザを発行すること。
千畝が発行したビザの数は、1ヶ月で2,139通にも及んだのだそうです。
寝る間を惜しんで渡航許可証を書き続けた千畝が、最後に許可証を手渡したのはまさに出国最後の日。
駅にまでビザを求めて追いかけてきたユダヤ人に対し、発車間際まで許可証を書き続け、最後のビザは車窓から手渡したといわれています。
  

人道の丘公園 シンボルモニュメント(八百津町観光協会HP)

杉原千畝記念館には、ビザの発給を受けた2,139人の名前、ユダヤ人迫害の歴史、千畝のその後の人生など、さまざまな記録が展示されています。
千畝が命のビザを書いたリトアニアの執務室は「決断の部屋」として再現されていて、当時の様子をリアルに感じとることができます。
千畝はその後、ソ連軍に身柄を拘束されたり、外務省から追放されたりと不遇な半生を歩みました。
日本で名誉が回復されたのは、千畝の没後14年の2000年のこと。
記念館の執務室に足を運んで、千畝がどんな想いでビザを発行し続けたのか、ぜひご自身の目と心で感じとってみてください。
  

ちなみに周囲の丘は「人道の丘公園」として整備されています。公園のシンボルとなっているモニュメントからは、平和を願う音楽として、パイプオルガンの美しい音色が響き渡っています。
 

寄付金2億円突破!八百津町で人気の返礼品

【特選飛騨牛】サーロイン&ローススライスセット

特選飛騨牛ロース(八百津町ふるさと納税)

自然の恵みあふれる八百津町で、1926年に創業した老舗のお肉屋さんが「肉の御嵩屋(みたけや)」。
地元・岐阜県産の素材にこだわり、まちのお肉屋さんとして広く親しまれています。
御嵩屋が返礼品として提供しているのが、岐阜県が誇る「飛騨牛」です。
飛騨牛は、お肉が柔らかく、とろけるような舌ざわりが特徴のブランド和牛。
八百津町の返礼品ではさまざまな部位を提供していますが、飛騨牛を贅沢に堪能できるのが「サーロイン&ローススライスセット」です。
この機会に、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなど、飛騨牛を思う存分味わってみましょう!

サーロイン&ローススライスセット (寄附金額:80,000円)

飛騨牛サーロイン 4等級以上 (180g~200g×3枚)
飛騨牛ローススライス 4等級以上 (800g)

肉の御嵩屋(炭火焼豚)

炭火焼豚(八百津町ふるさと納税)

御嵩屋で一番人気がある商品が、「炭火焼豚」。
岐阜県の厳選された農家で育てられた豚肉を一本一本丁寧に巻きあげ、秘伝のタレでじっくりと煮込んでいます。
お醤油にもこだわり、1891年に八百津町で創業した老舗のお醤油屋さん「味噌平醸造」に特注したオリジナルの醤油を利用しています。
仕上げに豚をいぶす炭も、地元産のものを使用するという徹底ぶり!
地元の新鮮な炭を使っているため、ほのかな炭の香りも楽しめる自慢の逸品です。

肉の御嵩屋 厳選セット (寄附金額:20,000円)

炭火焼豚 (280g×2個)
煮豚 (280g×2個)
炭火焼豚丼の素 (280g×3個)

山ちゃんの甘酒

山ちゃんの『甘酒』(八百津町ふるさと納税)

「山ちゃんの甘酒」を作っているのは、八百津町で農業を営む山田正隆さん。

山田さんは異色の経歴の持ち主で、岐阜県有数の進学校を卒業後、神奈川大学の法律部に入学しました。
広告代理店に就職が決まるも、世界が見たいとアメリカに留学。
留学中に、何よりも治安が大切だと実感した山田さんは、帰国後に警察官となります。
警察官として少年犯罪にふれた山田さんは、次に教育の大切さを実感します。
そして教育者を目指すも、子どもたちがぜんそくやアトピーで苦しむ姿を見て、食の大切さに気づいたのだそうです。
  

何もわからないまま就農した山田さんですが、自由な発想で農業を続け、現在は農業歴30年のベテランさんに。
山ちゃんの甘酒は、ふるさと納税のお酒・飲料部門で全国No.1に輝いた実績もあるほど人気の返礼品です。

防腐剤や保存剤を一切使用していない米麹の甘酒で、無添加・ノンアルコールなのでお子さまでも安心して飲用できます。
なんと砂糖や塩も一切使用していませんので、お米そのものの優しい味わいを楽しむことができます。

 

八百津町を元気に!寄付金の使い道とは?

八百津せんべい(八百津町ふるさと納税)

八百津町へおくる寄付金の使い道は、次の6つから選ぶことができます。
 
1.笑顔で寄り添う福祉と健康のまちづくり 
2.快適な生活を過ごせる安心・安全なまちづくり
3.優しく郷土愛を育む歴史・文化のまちづくり
4.ともに考え、ともに創る魅力・にぎわいのあるまちづくり
5.数千人ものユダヤ人を救った杉原千畝顕彰事業
6.八百津町のためになることならなんでも応援
 
 
八百津町は、過疎化や少子高齢化という切実な問題を抱えています。
「1.笑顔で寄り添う福祉と健康のまちづくり」では、少子化対策や高齢者福祉の充実などに寄付金が使われます。
「5.数千人ものユダヤ人を救った杉原千畝顕彰事業」では、杉原千畝記念館の維持費や、杉原千畝の人道精神の普及などに寄付金が利用されます。

八百津町のホームページでは、それぞれの用途ごとに寄付金を利用した件数や金額がきちんと明記されています。
杉原千畝の出身地らしく、人道的に反することができない、ピュアな人々が集った集落なのかもしれません。
 
 
岐阜県八百津町は、川と山に囲まれた自然豊かでのどかなまち。
多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝の出身地としても知られていて、記念館には年間約2万人もの観光客が足を運んでいます。
ふるさと納税の返礼品では、地元に根差した独特の食べものたちが人気!
小さいけれど元気なまち・八百津町にふるさと納税して、さらなるまちの活性化に貢献できると嬉しいですね!
 

岐阜県八百津町 ふるさと納税

岐阜県八百津町へのふるさと納税は市のHPよりお申込頂けます。

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