ふるさと納税は、自治体への寄付を通じて地域の再生・活性化に参加する制度です。寄付をすると、そのお礼の品として地域の特産品や名産品が届きます。
中でも鶏肉はお礼の品として大変人気がある食品のひとつで、その中には名古屋コーチン・比内地鶏・薩摩地鶏の「日本三大地鶏」がもらえる自治体もあります。
今回は、「日本三大地鶏」の魅力に加え、返礼品のひとつに「日本三大地鶏」を用意している自治体を3つご紹介します。
ふるさと納税でもらえる「日本三大地鶏」とは
日本三大地鶏とは、
・濃厚な旨味がたまらない秋田県の「比内地鶏」
・弾力のある歯ごたえが自慢の愛知県の「名古屋コーチン」
・引き締まった肉質が人気の鹿児島県の「薩摩地鶏」
の総称です。
「地鶏」の飼育期間や出荷数は、他の鶏と違う!
地鶏は、JAS(日本農林規格)よって血統や飼育方法・環境が定められています。
そのため、少ない肥料によって短期間で大量生産できる「若どり」や、はっきりとした規定はなく生産者独自の工夫を凝らして育てる「銘柄鶏」とは違いがあります。
若どりはふ化から約50〜60日で出荷されるのに対し、地鶏は80日以上飼育するよう定められています。また、地鶏の出荷数は、食用鶏全体の出荷数のうち約1%しかありません。これだけでも地鶏の希少さが伺えますね。
ふるさと納税で日本三大地鶏がもらえる自治体
ここからは、ふるさと納税のお礼の品として日本三大地鶏がもらえる自治体をご紹介します。「10,000〜20,000円ほどの寄付金で、地鶏を贅沢に楽しめる」と人気の高いものばかりですから、ぜひ参考にしてください。
愛知県岩倉市「純系名古屋コーチン」
寄付金:半羽10,000円以上・1羽20,000円以上
現在では愛知県全域で生産されるようになった名古屋コーチンですが、元は岩倉を含む尾張地方で盛んに生産されており、特に交通の便が良かった岩倉市内には、100件以上の養鶏場がありました。
時代の流れと共に多くの養鶏場が姿を消していく中、市内に唯一残った「関戸養鶏人工ふ化場」は、今も愛知県内有数のふ化場として有名です。
時間をかけて大切に育てられ、生肉・味にこだわった「純系名古屋コーチン」なら、誇り高い「いわくらの味」を堪能することができます。岩倉市ふるさと納税の返礼品としてふさわしい一品です。
純系名古屋コーチンのおすすめの食べ方はすき焼き。尾張地方ではこれを「ひきずり鍋」といい、岩倉市の郷土料理でもあります。
名古屋コーチンひきずり鍋セット(2~4人前)(寄付金額:30,000円)
内容量:モモ・ムネ・皮・レバー・せせり・脂身、名古屋コーチン卵etc.
秋田県大館市「比内(ひない)地鶏まるごと1羽(1kg前後)」
寄付金:10,000円以上
秋田県北部で古くから飼育されていた比内鶏を血統由来とする「比内地鶏」。比内地鶏の本場・大館市のきりたんぽ鍋に欠かせない食材として有名です。
大館の美しく澄んだ空気と水、広大な牧草地でのびのびと育った比内地鶏は、プリッとした肉質と濃厚な旨味が絶品です。一口食べれば、大館市の雄大な自然を感じることができます。
鹿児島県曽於(そお)市「薩摩地鶏セット」
寄付金:Aセット10,000円以上・Bセット20,000円以上
緑豊かな山林、心地よい川のせせらぎと、手付かずの大自然が多く残る曽於市は、古くから農業の地として有名です。
そんな自然に囲まれた曽於市で育まれた薩摩地鶏は、ギュッと締まった肉に甘みにも似た旨味を含んでおり、ふるさと納税の返礼品としても評判です。その歯ごたえの良さ、新鮮さを存分に味わいたいなら、生のままお刺身で食べるのがおすすめです。
お礼の品を通して地域の魅力を知ろう!
ふるさと納税の目的は、地域の応援・活性化を願うものであり、決してお礼の品目当てに寄付するものではありません。しかし、お礼の品を通してその地域の魅力を少しでも実感できるのは嬉しいですよね。
魅力的なお礼の品をいただくことで、さらにその地域に愛着が湧くかもしれませんね。ぜひ、あなたも「ふるさと納税」で寄付をして様々な地域の活性化に一役買ってみませんか?